眷属、集めます
第21話
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の剣をカスタマイズして作る方法です」
ホワイトボードの一番上には
鉄の剣 攻撃力50 剣の容量300
と書いてあります。
「これが基本のベースです。この内、剣の容量を消費して」
鉄の剣(炎の聖剣) 攻撃力50+(100×3) 剣の容量0 特性 切れ味UP(10×3)、耐久性UP(10)、炎熱(20)、対堕天使(200)、聖剣(20)、肉体強化(20)
「こんな風に強化していきます。()内の数値はコストですね。対堕天使のコストが凄い事になっていますが、効果的には攻撃力を5倍にして継続ダメージ付きだと考えてもらうのが一番ですね。聖剣と化してもいますから悪魔に対しても同様です」
「そうなると対堕天使の特性の効率が悪すぎるな」
「そこは僕の慣れ次第でコストが下がるのですが、対堕天使用を使う機会が殆どありませんでしたので。慣れれば10分の1位までは減らせるんですけどね。まあ今は置いておきましょう。次は剣そのものについてです」
一般的なサイズの片手で使うタイプの剣を一通り産み出して並べる。その隣には半分位のサイズの物を用意する。
「先程の説明の中にあった攻撃力と剣の容量ですが、ここにあるもの全て同じ攻撃力と容量の物です。つまりは剣の種類や大きさは剣自体の強さとは関係ありません。もちろん使い手によって威力は変わってきますので。また、大きさと剣の容量のが関係ない事を限界まで活用したのが僕の強さの秘密です」
新たにナイフを一本産み出し、それを持って右の脇腹に突き刺す。驚いている皆さんを無視して、傷口に指を入れて奥の方にある小指の爪のサイズの肉体強化の魔剣を取り出す。
「っぅ、これが剣の容量を減らさずに作れる一番小さなサイズの物です。これは容量の全てを肉体強化に当てています。手に取って魔力を通せばそれが分かります」
魔剣の血を拭き取り、魔術の火で軽くあぶって消毒してから皆さんに確認してもらう。その間に軽く止血だけして傷口は開いたままにする。後で元に戻さないといけないので。
「こう言った魔剣や聖剣を体中に埋め込んで強化しているのが僕の強さの秘密です」
「なるほどな。強化の効率がかなり、というかオレが知る限りで赤龍帝の篭手の倍化の次に良いな。こう言った物を複数装備していれば確かにアレだけの強さを持っていてもおかしくはないな。それに簡単に強くも成れる」
「まあ欠点もありますよ。自分の限界以上に強化すると酷い目に会いますし、取り替える時は先程みたいに身体を切って埋め込んだり取り出したりする必要がありますから」
説明を続けながら返された魔剣を再び埋め込んでから治癒する。
「と言う訳で、基本的に僕に発注する刀剣類はこういう強化系の物を体内に埋め込むのを前提にした物が一番効率がいい方法
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