ハイスクールD×D 防人衛編
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めていた。
「兵藤、お前も何か秘策を用意しているようだが基本はオレが前面に立って戦う。お前は後ろで倍化の力を貯めてサポートしろ」
「大丈夫なのかキャプテンブラボー?あいつは本気で強いぞ」
「任せておけ。オレも十分強い。安心しておけ」
方針を決めたオレは身体を解しながら会場を見渡す。その中に気になる人物を見かけた。アニメの魔法少女みたいな格好をして支取に似た顔立ちの少女とその隣で恥ずかしそうにしている支取だ。支取の方もオレが見ているのが分かったのか咳を一つしてから真面目な顔をして頭を下げて来た。負けられない理由が一つ増えたな。
「試合を開始して下さい」
今回の決闘を取り仕切る男性悪魔の開始の合図と共にライザーの懐まで一気に飛び込む。
「なっ、ただの人間が」
「直撃・ブラボー拳!!」
ライザーの鳩尾に全力の正拳突きを叩き込み、壁まで吹き飛ばす。すぐに跳び上がり天井を蹴って、壁に埋まったままのライザーに向かって一直線に向かう。
「流星・ブラボー脚!!」
ブラボー脚によって腹を貫かれ、炎となって再生を始めるライザーに追撃をかける。
「粉砕・ブラボラッシュ!!」
馬乗りになった状態で再生が終了した部分にひたすら連打を浴びせる。ライザーも再生しながらオレを燃やそうとしているのだが、シルバースキンを抜く程の火力を出せないでいる。このままなら押し切れると思ったのだが、翼で弾き飛ばされてしまう。空中で体勢を立て直して着地する頃にはライザーの再生が終わっていた。
「貴様、一体何者だ!?ただの人間ではないな」
「ふむ、そう言えば自己紹介がまだだったな。オレは錬金戦団の遺産を受け継ぐ者、錬金戦士キャプテンブラボー」
「巫山戯るな!!」
「オレは真面目だ!!」
ライザーが飛ばしてくる炎弾を再びラッシュで撃ち落とす。段々と火力が上がっているのか少しずつシルバースキンが剥がれて再生を繰り返して行く。
「そんなチンケな炎でシルバースキンを抜けると思うな!!」
「ならば喰らうが良い。これがフェニックスの全力の炎だ!!」
今までの炎と違い、込められた魔力が尋常ではない炎弾が飛んでくる。両腕を交差させて防御し、シルバースキンが抜かれると判断して別の核金を取り出して発動させる。
「武装錬金!!」
着弾するとシルバースキンの上半身を覆う部分が吹き飛び、オレの身体を炎が包み込む。シルバースキンはすぐに再生したのだが炎はオレを包み込んだままだ。
「どうだ、これがオレの炎だ!!」
「よくもブラボーを!!」
ライザーと兵藤がオレが死んだ様に扱うが、勝手に殺さないでもらいたいものだ。
「何を勘違いしている。貴様の炎など既に消えているぞ、ライザー」
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