ハイスクールD×D 防人衛編
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「この魔法陣はグレモリー家とフェニックス家の婚約パーティー会場へ転移出来る物です。それからサーゼクス様からのお言葉をお伝えします『妹を助けたいなら、会場に殴り込んできなさい』、だそうです」
「ブラボーだ。これで堂々と正面から殴り込みをかけれる」
グレイフィア殿から魔法陣を受け取る。
「準備は良いな、兵藤」
「いつでも」
魔法陣をグレイフィア殿に起動してもらい、転移する。転移した先は果てしなく広い廊下の一角だった。このまま真直ぐ行った所に多くの気配を感じられる。歩くのも辛そうな兵藤を担ぎ上げて廊下を突き進む。そして会場の入り口と思われる扉の前で兵藤を降ろし、扉を蹴破る。
「ここに居るみなさん、それから部長のお兄さんの魔王様!!自分は駒王学園オカルト研究部の兵藤一誠です。部長を、我が主であるリアス・グレモリー様を取り返しに来ました!!」
「ついでに売られた喧嘩を買いに来てやったぞ、ライザー・フェニックス!!利子もまとめて払ってくれてやる!!」
オレ達の乱入に会場中がざわめき始める。それを鎮めたのは一人の男性だった。
「私が用意した余興ですよ」
その男を見てオレは絶対に勝てないと本能で感じ取った。そしてこれが魔王なのかと心が震えた。
「ドラゴンの力と、我々の知る錬金術とは違う錬金術の力が見たくて、ついグレイフィアに頼んでしまいました」
「サーゼクス、お前は何がしたいんだ?」
「父上、私は妹の婚約パーティーを派手に行いたいのですよ。フェニックス対ドラゴンと新たな錬金術士。最高の催しだと思いませんか?」
魔王様の言葉に会場中が静まり返った。
「ドラゴン使い君、そして錬金術士君、お許しは出たよ。ライザー、もう一度私とリアスの前でその力を見せてくれるかい?」
「いいでしょう。サーゼクス様に頼まれたのであっては断れるわけもない。このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せしましょう。それにそこの銀コートには恥をかかされたままですのでちょうど良い!!」
「決まりだね。ドラゴン使い君、そして錬金術士君、君たちが狩った時の代価は何が良い?」
「サーゼクス様!?」
「悪魔なのですから、何かをさせるなら代価を払うのは当然でしょう。爵位かい、それとも絶世の美女?」
「リアス・グレモリー様を返して頂きたい」
兵藤は一切の躊躇も迷いもなくそう答える。
「オレはフェニックスの涙を二つ貰えれば良い」
オレは特に何も欲しい物が無かったので適当に答えておいた。
「いいだろう」
こうしてオレ達とライザーの戦いがこの会場で行われる事になった。
会場の準備が行われている中、オレと兵藤は作戦会議とまではいかないまでも方針だけを決
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