5月 【前編】
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「あぁ〜この前皆で進級祝いしたのに。もう5月かぁ〜」
「宝塚会長、もうちょっとでテストですね」
清々しい顔で副会長の霧縞は言う。
ちょっと待てよ、といった顔をして宝塚は額の汗を拭う。
「…会…長?もしかして……」
「あぁ、そうだよ。俺は数学だけが駄目なんだよ。
察しろよ、馬鹿…」
「いや、泣くことないでしょ。仕方ないな、会長は」
霧縞は立ち上がり、紙とペンをとってすらすらと何かを書き始めた。
「できた!はい、会長。これ僕ん家の地図」
会長は紙を受け取って
「ありがとう///」
っと一言だけ言った。
「では僕もう帰るんで、皆さん先上がります」
「はい、さようなら。霧縞君」
「ふん。じゃーな。副会長」
ドアが閉まったのを確認した後会長は一人夕日を見ながら浮かれていた。
脳内は沢山のお花と妖精でいっぱいなんだろうと思った生徒会一同。
そして、副会長の脳内も同じようなことになっているのだろうと思う生徒会一同。
土日が楽しみで仕方ない宝塚と霧縞なのでした。
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