2ndA‘s編
第五話〜踏み込む人々〜
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が着弾したビルの屋上に視線をやる。その視界には、着弾の際に生じた土煙が未だに空へ向けて流れていた。
「手応えは?」
「ねーよ、この程度じゃケリはつかねー」
端的な会話が終了すると同時に煙の中から二つの物体が飛び出してくる。
その物体は真っ直ぐにシグナムとヴィータの元に迫る。ほぼ条件反射的に二人は飛来してきた物体をそれぞれ叩き切り、粉砕する。
鉄同士がぶつかる音が響く。その音を聞き二人は眉をひそめた。自分たちの目の前にいたのは確かに魔導師であった筈なのに、飛んできたのが魔力弾ではなく何かの資材であろう短めの鉄パイプであったのだから。
落下していくパイプに視線が一瞬集まるが、すぐに二人は視線の向きを戻す。すると二人の視線の先には既に昇っていた煙はない。そこには片腕に先ほどの女性の魔導師を抱え、もう片方の手には少し長めの鉄パイプを握り、二人を特徴的な蒼い瞳で見上げる灰色に近い銀髪の青年の姿があった。
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