A,s編
『第三十六話』〜新たな物語〜
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生から教えてもらたんやろな。でも、嬉しいな/// こうやってお誕生日プレゼント貰うんいつ以来やろ。あかん、嬉しくて涙が///
「あ、ありがとな! 拓斗君///!」
「べ、別に感謝されるような事じゃない。知っているのに渡さないのはどうかと思っただけだ」
私がお礼を言うと、たっくんは目を逸らした。……あ、顔が赤くなっとる。照れてるんか?
「あ、開けてええか?」
「あ、あぁいいぞ。はやてのために作ったんだから開けなきゃ意味がない」
わ、私のために……しかもたっくんの手作り!!///
箱を開けると、紫色で、三日月の文様が入った宝石をネックレスに加工した物があった。
「きれいやな〜。これなんていう石なん?」
「それは俺の一族しか知らない宝石でな、『月の雫』っていうんだ」
「ムーンティアーズ?」
「その宝石は月から雫が如く落ちて来たって言われていて、身に着ける人はその力の加護を得られるって話だ」
月から来たか〜。なんかロマンチックやな〜。
「あ、たっくん。これ着けてくれん?」
「今つけるのか?」
「うん」
「わかった」
そういってたっくんはネックレスを受け取り、私の首にネックレスを着けてくれる。
「た、たっくん。似合っとるかな?」
「ん? あぁ、似合ってる。可愛いな」
「か、かわっ、可愛い!?///」
「あぁ、可愛いよ」
「うぅ…//////」プシュ~
た、たっくん。それは反則や!! 今、そんなこと言われたら///
「ふぅ…そろそろ寝よか」
今は真夜中の12時前や。
あの後、二人で夕食の後片付けをして、風呂でたっくんに洗ってもらった(本当は一人でも出来るけど、たっくんには秘密や)。赤くなった顔を誤魔化しながら私の身体を洗うたっくん。可愛かったなぁ……
そんなことを考えていると、いきなり後ろから変な光が出ていたので、反射的にそっちを見ると、
「あ、あぁ……」
何?何なん!?何で本が浮いてんの!? しかも何で黒い光放ってんのあの本!? 何かめっちゃやばい気がするんやけど!!
[Ich sage eine Versiegelung ab(封印を解除します)]
本から変な声が聞こえる。というか本が喋った!? 浮かんだり光ったりすると思ったら今度は喋ったわ!!
すーっとゆっくり本が降りてきて、こっちにおりてきた、
「た、たっくん……」
怖くて、怖くてたまらなくて私はたっくんの――何時の間にか好きになっていた男の子の名
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