第四話
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「…ちくしょう…!あの女が…ちくしょう…」
ホランドは話している間も、泣き続けていた。
「それで、ホランド。俺に…いや。《銀ノ月》に何の用だ。」
「…そのオレンジギルドを、監獄送りにして欲しい…!」
監獄送り、か。
殺人だったら断るところだったな。
「金なら、この装備を売って必ず準備する!監獄送りにする為の回廊結晶も、全額はたいて買った!…だから!」
言葉を切り、ホランドは深々と頭を下げた。
「…頼む!」
正直に言うと、収入と支出の計算が合わない。
オレンジギルドを壊滅させる程の労力を使って、得るのは薄汚れた防具を売っ払って得た二束三文だ。
無理無理。
「装備は売るなよ。この世界で生き残るのには必要だからな。」
「…え?」
俺以外には、こんな依頼受ける奴いないって。
「金なんぞ要らん。その依頼、この《銀ノ月》ショウキが引き受けた。」
ナイスな展開じゃないか…!
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