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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第328話】
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ルギーの消費は微少――とはいえ、何度も受けたいとは思わないが」


 見る限りは大丈夫そうだが……。

 上空では苛烈なエネルギー攻撃が続き、男は余裕で先読みするかの様に避けている。

 苛立ちを隠せない篠ノ之――空裂を振るい、帯状のエネルギー刃が広がり男に迫る。


「あぎゃぎゃ! 跳ね返してやるよ!」


 脇差を再度紅椿へ投擲した男は、またも盾を呼び出すとそれを吸収――盾の真ん中が開くと、空裂から放たれた帯状のエネルギーがそのまま砲口から撃ち返す。

 原理はわからないが、正直あの盾は相当厄介な代物と言えるだろう。


「クッ……!」


 脇差を刀で弾き、迫る帯状のエネルギー刃を腕部展開装甲から形成されたエネルギーシールドで防ぐも明らかに劣勢な篠ノ之。

 体勢を崩した篠ノ之に対して、追撃を行うべくミサイルランチャーを呼び出すと直ぐ様発射――バックブラストの煙がランチャー背部から放出され、煙が立ち込める中ミサイルは紅椿を捉えると轟音を響かせ加速――。


「……!?」


 ミサイルを見た篠ノ之は、直ぐ様全身の展開装甲を開き、周囲にエネルギーシールドを形成させた――そして。

 激しい爆音と共に紅椿を爆発が包む。


「――箒ぃぃぃッ!!」


 爆発にのまれた篠ノ之の名前を叫ぶ一夏の声が、辺りに響き渡った。
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