暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0592話
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いからその辺は詳しくない。そういう物だと思ってくれ」
「つまり、貴様はそのパラレルワールドからやって来たと?」

 冗談も大概にしろ。そんな風に呆れた様な視線を俺へと向ける星刻。だがまぁ、この世界の者にしてみれば、そう考えるのは無理も無い。実際、ギルフォードやクラウディオにしろ、コーネリアからの手紙があってもそう簡単に信じる事が出来無かったのだから。平行世界の概念は理解しても、それが実際にあるとは信じられない。そんな所か。

「違うな。確かに俺の出身世界もそのパラレルワールドの1つだというのは事実だ。だが、今の俺は……いや、俺達はその次元の狭間に本拠地を置いている組織だ。幾つもの平行世界と関係を持っている……な」
「その言葉が真実だという証拠は?」
「それに関しては、実際に見ただろう? この世界に俺のような存在がいると思うのか? 俺自身こそが、平行世界の証拠そのものだ」

 指をパチンッと鳴らして、右手その物を白炎へと変える。同時に右腕の白炎を使い蝶、鳥、猫、リスといった炎獣を生成して部屋の中を走り回らせ、あるいは飛び回らせる。

「これは……」

 さすがにこの光景は予想外だったのだろう。目を見開いて炎獣へと視線を向けている星刻。

「どうだ? これでも俺がこの世界の存在だとでも言うつもりか?」
「……熱くない、だと?」

 星刻が自分の肩に止まった鳥の炎獣へと触れ、呆然とそう呟く声が部屋の中に響き渡る。
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