第百十五話
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第百十五話 今度は七人で
華奈子と美奈子は二人でシーフードカレーを作った、この料理は成功した。これに気をよくしたのか料理の楽しみがわかったのか。
二人で塾でクラウンの面々にこのことを話した、するとだった。
梨花がだ、ここでこう言ったのだった。
「それじゃあ皆でも作ってみる?」
「皆?」
「皆でなの」
「そう、カレー作ってみる?」
こう提案したのである。
「華奈子ちゃんと美奈子ちゃんの話を聞いたらね」
「そう思ったのね」
「作ろうって」
「そう、どうかしら」
微笑んで他の六人に言う。
「いいと思うけれど」
「そうね、それもいいわね」
最初に応えたのは美樹だった。
「カレーね」
「そう、カレーね」
「そうね、それじゃあね」
美樹が応えてだ、春奈と赤音もだった。
「今度は皆で作って」
「それで食べるといいわね」
「ええんちゃう?」
亜美もこう答えた。
「カレーやったら誰でも好きやしな」
「皆賛成かしら」
梨花は四人の言葉を聞いてまずは頷いた、だがここでだった。
梨花は華奈子と美奈子にも聞くことにした、言ったすぐ傍から二人にも聞こうと思ってそうしたのである。
「二人はどうなの?」
「いいんじゃない?」
「私も賛成よ」
二人はこう答えた。
「カレーなら飽きないし」
「やっぱり美味しいから」
「皆で作ろう」
「今度はそうしましょう」
「よし、これで全員賛成ね」
ここまで聞いて言った梨花だった、あらためて。
「それじゃあね」
「皆でカレー作るのね」
「今度は」
「ええ、それじゃあ何のカレーを作るかよね」
梨花は今度はこのことについて話した。
「それがどうかだけれど」
「それは今から話しよか」
亜美が笑顔で言ってきた。
「カレーっちゅうても色々やし」
「そうね、じゃあ今からね」
梨花も亜美の言葉に応える、そうしてだった。
カレーを皆で作ることを決めた七人は今度は具体的にどうしたカレーを作ろうかという話をはじめた、今度はそういった話であった。
第百十五話 完
2014・3・14
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