クラス代表決定戦 前編……です。
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シールドを収納して仙花を呼び出す一夏。
二丁撃ちでセシリアを攻め立てる。
ガキンッガキンッ!
「おっと?」
……が、弾は切れる。実砲火器の弱点―――弾切れを起こした。
しかし、一夏は慌てなかった。
マガジンをパージして下に落とす一夏。そのままバック宙で落下するマガジン2つをセシリア目がけて勢いよく蹴り飛ばす。
さらに、呼び出しておいた不知火と仙花のマガジンをタイミングを合わせて装填する。
この挙動に泡を食ったセシリアはすぐに目前に迫ったマガジンを打ち落とす。
ガガガガガガッ!
隙を逃さず一夏はセシリアの右非固定浮遊部位に55口径アサルトライフル弾を6発撃ち込む。
止めに超加速された30mmリニア弾が非固定部位を貫く。
間を開けて破片を撒き散らしながら浮遊部位は爆散した。
「なっ!?」
「悪いけど特殊兵装を先に潰させてもらった。残しとくと後々厄介そうだからな。」
「……は?」
セシリアのBITは浮遊部位に纏められている。一夏はそれらを纏めて壊したのだ。
つまり、ビット3、4に加えて弾道ビット6を損失したことになるのだ。
そして、セシリアが戦力を大きく削がれたことに違いはなかった。
「俺のことを甘く見たツケを先払いしてもらったぜ?敵の過小評価は命取りになるんだよな。」
「な、なんですって!?」
「俺みたいな素人に押されてる時点で代表候補性の名前が聞いて呆れるよ。そんなもんなのかよってな。」
「〜〜〜〜っ!」
顔を真っ赤に染めて逆ギレ状態のセシリア。
「男の癖にわたくしを辱めるなんて許せませんわっ!」
「言ってろ。俺はお前にも誰にも媚を売るつもりはない。これはお前の自意識過剰と慢心が原因で墓穴を掘ったんだろうが。」
「キィィィ〜ッ!うるさいですわっ!土下座して謝っても、無様に命乞いしても許しませんわっ!―――行きなさい!ブルー・ティアーズ!」
(……安い挑発に乗りやすいんだなコイツ―――覚えとくか。)
一夏はそんなことを考えながら戦闘を継続したのだった。
後半へ続く。
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