暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第2部 ALO
32話 ルグルー回廊
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んは後ろへ下がる

「し、仕方ないだろ?そもそも、元ソロの俺に要求すること自体間違ってる」

と反論するが、僕とユイちゃんはさらに反論する

「いや、兄さんは、元ソロだとしてもパーティプレイは上手いんだよ」

「そうです!パパなら出来るのです!」

僕達の反論はまだ続くーーーーはずだったが兄さんはそれを察し慌てて

「わ、分かった!分かったから、もういいだろ?」

「分かればよろしいのです!ママがいない今、パパをなんとかするのは娘であるユイの役目なのです!」

とユイちゃんは胸を張って言った
今まで黙って聞いていたリーファが一言

「ユイちゃんって、こんな性格だったんだ……意外」

リーファの言葉に兄さんが即座に否定する

「いや、断じて違うぞ!?ユイ、その性格は何処から仕入れた!?」

「うーん、ママがこんな性格だった気がしますよ」

ユイちゃんの言葉に兄さんが固まる

「アスナが?いや……でも、分かればよろしいって確かにアスナのセリフかも………」

とブツブツ言いながら歩いて行く兄さん
しばらく歩いてふと止まって後ろを振り向く

「どうしたの?」

リーファが聞く

「いや、誰かにみられているような」

兄さんの言葉に僕は頷く

「確かに、そんな気配がするね」

「えっ?でも………」

僕達の後ろには誰もいない
一応、ユイちゃんがプレイヤー反応を探すがそんな反応はない

「もしかしたら、トレーサーかもね」

「そうかも、一応、用心しておこう」

僕とリーファの言葉に兄さんが疑問を持った様子で

「トレーサーって何?」

と一言
その後、しばらくはトレーサーの説明になった

そして、現在は魔法の練習中だ
さっきは明かりをつける魔法を使ったが今度は幻影魔法だ
兄さんは、何故に英語の単語暗唱みたいな事をしなくちゃいけないんだ?と文句を言っていた
そして、リーファとユイちゃんは兄さんの事をしごいていた

「ちゃんと言葉の意味を理解すればいいのよ」

「うぅ………俺、魔法使えなくてもいいよ」

「ダメです!きちんと使えるようにするべきです!」

僕はこの時ほど、魔法を使えるようにしておいてよかったと思うことはなかった
しばらくして兄さんが魔法を使えるようになった頃だった不意にユイちゃんが声を出した

「プレイヤー反応です!」

「何人だ?」

「14人です!」

ユイちゃんの言葉に驚く
それだけ、14人という人数は多いのだ

「隠れてやり過ごそう」

「どうするんだ?」

兄さんが聞くとリーファは笑顔で

「そこはお任せよ」

と言った
僕はリーファが何をするのかは分かっていた

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