第56話 派手なビームとか必殺技がない分は使える物を使って少しでも派手に見せるとか工夫をすればバトルは盛り上がる
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り思っていたが……ん?」
男が振り返る。すると其処には若い男性が姿を現した。金色の髪に鋭い眼光を持つ男性だが、その顔に生気は宿っていない。
彼もまたからくりだったのだ。
「戻ったか、伍丸弐號」
「ご命令通り、零號の回収を終了致しました」
伍丸弐號が淡々と告げる。その後に続いて、メイドが首だけのたまを持って来る。
それを見て男は薄気味悪い笑みを浮かべる。
「ご苦労。これで鍵は揃ったな」
「ところで、何をご覧になってたのですか?」
「あれだ」
男が顎で指す。其処に映っていたのは未だに醜い痴話喧嘩を続ける銀時とフェイト。そんな二人を止めようと必死になっているアルフと我関せずとばかりに無視を決め込んでいる神楽となのは。そして欠伸をしている定春の姿があった。
「何ですか、あの連中は?」
「侍、そして異界の人間だ。向こうの呼び方では魔導師とも呼ぶな」
「侍、魔導師……私のデータにはない名称です。データに書き加えますか?」
「いや、その必要はない。どうせ直に消え失せる存在だ。侍も、魔導師もな」
吐き捨てるように言うと、男は目線を移す。銀時とフェイトからその視線を定春の上に乗って退屈そうにしているなのはへと移した。
(あの時、参號を破壊したあの力……まだ完全に覚醒してはいないようだな。完全に覚醒すればあの程度では済まん。それにしても恐ろしい。無限大の危険性を持つ子供。……正しく化け物だな)
男は一通り見ると踵を返す。これ以上見続けていても時間の浪費にしかならない。それよりも鍵は揃ったのだから行動を起こす事が先決だった。
そう、江戸をひっくり返す程の行動を―――
つづく
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