第56話 派手なビームとか必殺技がない分は使える物を使って少しでも派手に見せるとか工夫をすればバトルは盛り上がる
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った。その方法はと言うと、メイド達が群がっている地点に向い弾丸の如く突撃を行ったのだ。しかもその際に光の速さで移動出来る移動魔法を用いて突撃した為、その様はさながら光の弾丸であった。
そして、そのままの勢いでメイド達の群れへと突撃した次の瞬間。まるで木の葉でも舞い散らすかの様にその場に居たメイド達が上空へと舞い上がる。無論無傷なメイドなど居る筈もなくどれも皆細切れに切り刻まれていた。どうやら高速移動をした際にそのままのスピードで斬撃を行ったのだろう。それを食らったメイド達は何故自分達が切られたのか理解する間もなく目から光を失い無様に大地に倒れ伏してしまった。
「き、汚ぇぞてめぇ! 一般人相手に魔法で対抗すんのかよ! レフェリー、あの子インチキしてまぁす!」
明らかに焦っているのか、フェイトに向い野次を飛ばす銀時。が、フェイトにとってそれは返って清清しい言葉にも聞こえた。
「あらあら、負け犬の遠吠えほど惨めなものはないわねぇ」
「んだとぉ?」
「これで私の勝ちは確定よ。潔く負けを認めなさい」
「冗談じゃねぇ! てめぇがそう来るならこっちは―――」
銀時はそう言うと近場で横転していたタンクローリーへと近づく。そして、それをあろう事か木刀で叩き、遥か遠くへと跳ね飛ばしたのだ。
上空をまるで飛び魚の如く飛ぶタンクローリーの目下には更に大勢の殺人メイド達が居た。その丁度中心にタンクローリーは落下し、大爆発、そして大炎上。哀れ、天使の笑顔を持った殺人メイド達は地獄の業火で焼かれ見るも無残な姿を晒す事となってしまった。
「な、何て滅茶苦茶な事を……」
フェイトは唖然とするしかなかった。あんな戦法まず用いる訳がない。最早呆れるしかなかった。だが、銀時のバトルフェイズはこの程度で終わる筈がない。
続いて銀時は、またその辺にあった極普通の乗用車をまたしても木刀で跳ね飛ばす。しかし、今度放った場所は殺人メイド達の下へではなく、全く別の方向にある高層ビルに向ってであった。
30〜40階立てと思われる高層ビルに向い乗用車は突っ込みまたしても爆発炎上。その爆発の為か高層ビルが斜めに傾く。其処へ追い討ちを掛けるかの如く銀時は突進した。爆発の影響で高層ビルの1階部分は相当破損していた。だが、まだ足りない。倒壊寸前の高層ビル内部へと入った銀時は目の前にあった野太い柱を一本木刀で破壊した。
すると、傾いていた高層ビルが重力に従い地面に倒れ、倒壊してしまったのであった。
倒れる場所に居た大勢の殺人メイド達を道連れにして―――
「あ〜あ、お父さんムキになって。後で怒られても私知らないからねぇ」
「そう言う問題? 明らかに怒られるで済む代物じゃないよねぇあれ」
呆れるを通り越してアルフは青ざめていた。無理もないだ
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