第56話 派手なビームとか必殺技がない分は使える物を使って少しでも派手に見せるとか工夫をすればバトルは盛り上がる
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もおかしくない位やばいんじゃない?」
口元に手を当てて肩を震わせながら笑うフェイト。心底そんな彼女がむかついたのか、銀時は額に青筋を浮かべながら言葉を返した。
「べ、別に苦戦なんかしてねぇし。只あんだけの奴等を相手にしてたら流石に疲れるだろうなって思ってただけだしぃ。お前こそどうなんだよ? 此処じゃお前が逆に弱体化して返ってきついんじゃねぇの?」
「心外ね。この程度のハンデが何よ! そんなの全く苦にならないわ!」
「言うじゃねぇか、何なら勝負するか?」
「望む所よ」
互いに目からメンチビームを放ち火花を散らす。最早此処まで来ると止めるだけでも相当苦労しそうだ。もうこうなっては黙って展開を見守るしかない。
「どうする? 黙って見守るしかない?」
「放っとけば良いネ。好きにやらせて置けば良いアルよ」
アルフの問いに神楽は面倒臭そうに返す。鼻をほじほじしながら視線は明後日の方向を向いている辺り心の其処からどうでも良いと思っているらしい。
「ルールは簡単だ。あいつら殺人メイド達をどっちがより多く倒せたかで競う。文句ねぇな?」
「勿論! 勝つのは私で間違いないから何だってOKよ」
「何とち狂った事言ってんだクソガキ! 勝つのはこの俺に決まってるんだよ! 空気読めよコノヤロー」
「貴方こそ空気を読んだらどうなの? 普通こう言う場面は後から来たキャラクターが目立つ場面だって相場が決まってる筈よ!」
「おめぇなんざサブキャラがお似合いなんだよ!」
「あんたこそこの小説じゃサブキャラ同然じゃない!」
一向に勝負が開始されず、ただひたすらに醜い口論が展開されるだけだった。しかし、そんな両者の事などお構いなしかの如く殺人メイド達が一斉に襲い掛かる。通常の数倍の破壊力を誇るモップを振り回し、まるで一騎当千の猛将の如き猛々しさで襲い掛かる。
「先手必勝!」
その言葉と同時に銀時は我先にと襲い掛かってきたメイド達を横一文字に木刀で薙ぎ払った。たまたま銀時に向って来た数体のメイドが胴体から真っ二つに切り裂かれた。切断部分から機械のパーツらしき部品の数々とドス黒いオイルを撒き散らしアスファルトにその骸を落とす。
「あ、せこいっ! 貴方それでも主人公なの!?」
「あったり前だろうが? これは銀魂だぜ? 銀魂が真面目にバトルするとでも思ってたのか? 勉強が足りねぇんだよ」
そう言ってる銀時の顔はとても下種な笑みを浮かべていた。まるでこの最初で勝ち逃げ確定とでも言いたげな感じで。だが、その下種な笑みと蔑んだ言動が返ってフェイトの闘争心に火を点けてしまった。
「上等じゃない。だったらこっちはこっちのやり方で戦うまでよ!」
やられたらやり返す。なんともシンプルかつ合理的な答えをフェイトは行
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