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転生とらぶる
コードギアスR2
0591話
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ードの言葉は惜しいが、今も言ったように不老でしかない。決して不老不死ではない。その為に年齢は今のまま変わることは無いが、怪我で致命傷を受ければ死ぬ」
「何故そんな道具を姫様に?」
「決まっているだろう。俺も不老だからだ。他にも時差の問題とか色々とあるが、最も大きい理由はそこだな」
「……アクセルさんも時の指輪というのを付けているんですか?」

 俺とギルフォードの話を聞いていたクラウディオがそう尋ねてくるが、小さく首を振る。

「俺の場合はちょっと違う。……さっき魔法のある世界があると言ったと思うが、そこでとある魔法を使って……いや、使いすぎてな。人間より上位の存在に生まれかわってしまったんだよ」

 呟き、右腕全てを白炎へと変える。腕の形をとった炎がユラユラと揺れる様子に、2人は唖然とした顔を俺へと向けている。

「混沌精霊。それが今の俺の種族名だ。特徴としては物理攻撃は一切効果が無いってことだな。クラウディオ、俺に何か投げ付けてみろ」
「……いいんですか?」
「ああ」
「では、失礼します」

 一言断り、懐から取り出したペンを素早く俺へと向けて投げ付けてくる。
 いや、それは投げ付けるというよりは投擲すると表現した方が正しいだろう。もし俺が普通の人間だったとしたら、恐らくペン先が皮膚に突き刺さっていた程の一撃だ。だが……

「え!?」

 俺の身体を通り抜け、そのまま壁へとペン先が突き刺さったのを見て驚愕の表情を浮かべるクラウディオ。そしてそれはギルフォードもまた同様だった。
 にしても、壁に突き刺さる速度と威力でペンを投げるとか。……実はギルフォードに負けないくらいに俺に対して怒っていたりするんだろうか。
 まぁ、それはともかく。

「ご覧の通り、今の俺はこんな状態だ。……さて、取りあえず俺に関しての情報はこれでいいだろう。お前達は俺達に協力してくれると考えてもいいのか?」
「もちろんだ。私は姫様の騎士なのだから」
「私も同様です。グラストンナイツはコーネリア殿下の為の部隊です」
「よし。それならまずは……ギルフォード、中華連邦にいる黎星刻という人物がどこにいるのかを調べてくれ。恐らく近い内に大宦官と共にエリア11に来るか、あるいは既にもう来ていると思うが」
「分かった」
「クラウディオ、お前は他のグラストンナイツのメンバーに今聞いた話をして、出来れば全員こっちに引き込んでくれ」
「任せて下さい」

 俺の言葉に2人が頷くが、不意にギルフォードが俺へと視線を向けて口を開く。

「中華連邦の人物を捜せという事は、その新国家は中華連邦の領内に作るのか?」
「そうだな。それに、先程も言ったユーフェミアの虐殺宣言に関しての秘密も中華連邦に眠っている」
「待て! するとあの出来事は中華連邦
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