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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos21そうして彼女たちは真実の扉に手を掛けた〜Knockin’ on Truth’s Door〜
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た。時空管理局が誇る巨大データベース・無限書庫。そこで調べた限りでは、“闇の書”の主を犠牲無くして救う方法は無い、ということだったけど・・・。

「それについてはユーノやリーゼ達にすでに報告してある。驚いてはいたが、その方法を自分たちでも見つけ出してみせる、と意気込んでいたよ」

「やはりランサーから詳しい事情を伺う必要があります。彼が闇の書の主と守護騎士を救える手段を見つけたからこそ、今回の一件が始まったようなものですから。みんな、もう少しだけ頑張って」

リンディ艦長の話にわたし達は「はい!」と強く返事した。

「それでだ。これからの僕たちの行動について話す。まずはフェイト、なのは、アリサ、すずかの4人は学校へ。今日は終業式だ、ちゃんと出席しないと。艦長とエイミィとアルフは自宅で待機となり、僕とイリスは一度本局に帰る」

なのは達は聖祥小の制服姿。今日は平日だからね。なのは達は学校だ。この場に居ないアリシアは学校でたくさんの友達を作っていて、わたし達の誰とも行動することなく遊びに行く場合もある。今はフェイトとアリシアとアルフの3人部屋で、携帯電話で友達と話をしている。ちなみにわたしは本局へ戻るために久々に局の青制服を着てる。

「今度はシャルちゃんも本局に行くの?」

「まあね。ランサーが最後に放った魔法の直撃を受けて、“キルシュブリューテ”の刀身が歪んじゃってね。マリエルに修理を頼もうと思って」

すずかにそう答える。今の今まで絶対に不備が起きることが無かった“キルシュブリューテ”を修理に出す。ランサーの魔法、やっぱり普通じゃない。特に最後の炎の魔法は。わたしの“キルシュブリューテ”には残念なことにリカバリー機能は無い。そんな機能が必要無いくらいに頑丈に作ってもらったから。でもランサーの魔法で刀身が歪んだ。憎たらしいやら称賛したいやら、もうホントメチャクチャだよ。

「僕はリーゼ、というより2人のマスターであるグレアム提督に呼ばれたんだ。何か渡しておきたい物があるって話だったが・・・。それは置いておいて。ほら、そろそろ出ないと遅れるんじゃないのか?」

クロノが時計を指さすとなのは達は目に見えて焦り出して、「いってきます!」って慌てて玄関を出て行って、フェイトは「っとと。アリシア、急がないと遅れちゃうよ!」って部屋に突撃。部屋の中から「いま行く〜♪」なんとも呑気なアリシアの声が聞こえてきた。

「リンディさん、シャル、クロノ、エイミィ。いってきま〜す♪」

「いってきます!」

ドタバタと出かけて行くフェイトとアリシアを「いってらっしゃい」とみんなで見送った後は、わたしとクロノのお出かけだ。リンディ艦長たちに「いってきます」と挨拶してから別室のトランスポーターに向かって、そして中継ポートを乗り継いで本
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