暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos21そうして彼女たちは真実の扉に手を掛けた〜Knockin’ on Truth’s Door〜
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「気に入ってもらえたようで何よりだよ。それじゃ、シャマルとヴィータははやての通院の付き添い、シュリエルとザフィーラは留守番。俺とシグナムで蒐集だ」

「ルシル。私は1人でも問題ない。ザフィーラも蒐集班に回して――」

そこまで言いかけた時に「アカン!」主はやてが大声が私の言葉を遮った。

「シュリエルが1人の時にまた倒れたりでもしたら、誰も助けてくれへんやんか!」

昨日のように私が倒れたとしても誰かが居てくれれば連絡を寄越せる、ということでザフィーラが私と一緒に留守番する事になってしまった。私としては1人でも構わないと思うのだが、それは主はやてがお許しにならないようだ。

「主はやての仰る通りだ、シュリエル。お前もまた我らの家族だ。心配するのは当然だろう」

「そういうこった。お前は大人しく待ってろ。シグナムとルシルが今日1日で集めて帰って来るからさ。な? シグナム、ルシル」

ヴィータからの期待の眼差しを受けたシグナムとルシルは「ああ!」強く頷き返した。そうして主はやてはヴィータとシャマルを連れて病院へ、シグナムとルシルはリンカーコアの蒐集の為に転移を行い、私とザフィーラは留守番で家事を担当することになる。洗濯に掃除などなど。皆を見送った後、早速洗い終わった洗濯物を庭で干し、ザフィーラは何気に体力の要る風呂・トイレ掃除を始めた。

「これまで祈る神など持ち合わせていなかったが、でもどうか。どうか、もうしばらく私たちの平穏をお守り下さい」

美しい青い空の下、私はそう願わずにはいられなかった。

†††Sideシュリエル⇒シャル†††

対ランサー班のわたし達、対セイバー班のアリサとすずか、対バスターのなのはは守護騎士との戦闘後、一度アースラに戻って仮眠。そこから海鳴市のハラオウン家に戻って、リビングで朝食を終えた。対ランサーの助っ人として呼んでおいたルミナとセラはすでに本局に帰ってもらった。本当はもっと力を借りていたいけど、いつまででもレンタル出来るような軽い局員じゃないしね2人とも。

「それじゃあ改めてみんな、ご苦労様。結果として守護騎士の捕獲には至らなかったけれど、いくつか判明したこともあります。まずはそれを喜びましょう」

リンディ艦長がわたし達をそう労ってくれた。

「艦長の言う通りだ。捕獲は出来なかったが、ランサーから興味深い話を聴くことが出来た。闇の書を破壊せずともいい方法がある、と。詳細は聴けなかったが、守護騎士やその主と深い関わりを持っている彼だ。僕たちが未だに知らない情報を持っているに違いない」

クロノが深刻そうにみんなに伝えた。ランサーのその話を直に聴いていたわたしとフェイトも小さく頷く。そこでなのはが「でもユーノ君やリーゼさん達が調べた情報だと・・・」って小さく手を挙げ
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