暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos21そうして彼女たちは真実の扉に手を掛けた〜Knockin’ on Truth’s Door〜
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で挟んできた。ギラつくアウグストさんの黄金の瞳に、わたしの怯えた顔が反射しとる。ギリギリで締め付けられてくわたしの顔。恐くなって「離して!」ドンッと強く両手で押す。アウグスタさんはフラフラと後ろに下がっていって、背中に背負ってた剣を手に取って「闇の書の主は、過去も現在も未来も、全てにおいて私だけ!!」そう言って剣をわたしに振り降ろしてきた。

「シュリエルぅぅーーーーッ!!」

キュッと目を強く瞑って、大切な家族の名前を呼ぶ。目を閉じて真っ暗な視界の中、頭上から聞こえてきたんはガキィーンとゆう金属音。恐る恐る目を開けて見上げてみる。アウグスタさんの剣は「シュリエル・・・!」の左腕に装着されとる籠手?のような物で防がれてた。

「アウグスタ。過去の主よ。今の私の――いいや、私たちの主はお前ではない。この幼く、しかし心の大きな少女、八神はやてだ!」

「渡さない、お前は私のものよ。私の覇道がための道具な――」

「ちゃう! シュリエルは道具やない! シュリエルは・・・わたしの家族や!」

シュリエルがアウグスタさんの剣を弾いて後ろに退かせた。その隙にシュリエルはわたしを抱え上げて、「戻りましょう、主はやて。皆が待っています!」って言うて空高く飛んだ。その最中でも、「お前はぁぁぁ・・・私の物だぁぁぁぁーーーー!!!」アウグスタさんの絶叫は止まらへんかった。

†††Sideはやて⇒シュリエル†††

「さぁ、闇の書のページも残り40ページを切った。はやてと一緒にクリスマスを祝うため、今日24日クリスマスイブも1日使ってリンカーコアの蒐集に勤しもう」

私と主はやてが倒れた23日の夕方。あれから半日と経ち、今は24日の午前9時過ぎ。主はやてとシャマルとヴィータは、これから病院へと出掛ける主はやての支度を手伝い、そして私とシグナムとザフィーラはリビングにてルシルの話を聴いている。
そんな中、主はやて達の賑やかな声が漏れ聞こえてきた。昨日、ナハトヴァールが本格的に目醒めだしたことで生まれた苦痛によって私は倒れ、その後に私の左腕に触れて倒れてしまった主はやてだったが、今はああして元気でいてくれている。しかし・・・。

(それもあと僅かの時間・・・。早く完成させなければ・・・!)

意識を失い倒れてしまった主はやての介抱を意識のある私が受け持ち、シャマルとザフィーラにはシグナムとヴィータ、そしてルシルを迎えに行かせた。
そうして無事に帰って来た皆に事情を話した。そこでルシルがナハトヴァールのことを知らないと言ってきたのだ。ルシルは様々な事情を知り、今回の一件の主導権を握ってきていた。それに管理局との繋がりもある。ゆえに知っているものだとばかり。

?―?―?回想だ?―?―?

「――そういうわけなのだ、ルシル。ナハトヴ
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