暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos21そうして彼女たちは真実の扉に手を掛けた〜Knockin’ on Truth’s Door〜
[12/12]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ね。・・・イリス。はしたないぞ」

「ごめん、今はそれどころじゃないの! ドクター、キルシュブリューテの修復をお願い、大至急で!」

“キルシュブリューテ”の待機形態である指環をドクターの目の前に突き付ける。ドクターは自分が完成させた作品の不変を信じて疑わないけど、わたしの真剣さに「少し待ちたまえ」事情を聴かずに指環を受け取ってくれて、作業室の方へ入って行った。

「ドクターが改良したキルシュブリューテに損傷を与えることが出来る者が居るとは。どういった者なのだ?」

「古代ベルカ史に名を残す、魔法においてはベルカ最強とされた魔導騎士・・・オーディン・セインテスト・フォン・シュゼルヴァロードの末裔だよ・・・!」

チンクにそう答えた瞬間、

――今日から私は、×××××・セインテスト・フォン・シュゼルヴァロードと名乗ることにしたよ、シャルロッテ――

「ぅぐ・・・!?」

今までにない強烈な痛みがわたしの胸を、そして頭を襲った。フラッと体が傾く感覚。わたしはどうすることも出来ず、ゆっくりと閉ざされていく視界の中で「イリス!?」わたしの名前を叫ぶチンクの姿を見た。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ