第2章
戦闘校舎のフェニックス
第54話 頂上決戦です!
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だった。
『「難しい事は分からねえよ!親友が言った!ここから先は、俺の道だ、何も考えずに突っ走れと!」』
(おい!俺の言葉まで高々と復唱するなよ!?うっ!?……皆にめっちゃ見られてる…)
なんか、恥ずかしいぞ。
『「でもな、これだけは言わせてもらうぜ!お前に負けて、気絶した時、うっすらと覚えてた事がある……部長が泣いてたんだよ!!俺がテメエを殴る理由は、それだけで十分だぁぁぁっ!!!!」』
『ドゴォォッ。』
『「がっ!?あ!?ああぁっ!?」』
イッセーの渾身の左ストレートが、ライザーの腹部にめり込む。
ライザーは悲鳴を上げる事なく、腹部を押さえながら、後ずさる。
『「………こ…こんな事で……お…俺が……」』
ライザーはそのまま、前のめりに倒れ込む。
『「お兄様!!」』
ライザーの妹が乱入し、ライザーを庇うように、イッセーの前に立ち塞がる。
イッセーは拳をライザーの妹の前に突き出し、高々と告げる。
『「文句があるなら俺の所に来い!何時でも相手になってやる!」』
(あ)
ライザーの妹がイッセーの気迫と言葉に顔を赤く染めていた。
千秋達も当然、それを見逃さず、顔が不機嫌になっていた。
まあ、ともかく、勝負はイッセーの勝ちで幕を下ろした。
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