暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
13 襲撃〜The beginning of the disaster.
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と講義を受けていた。
卒業まであと少し。ここを卒業していったら何をしようか悩み、憂鬱になっていた。父さんのところで一緒に働こうかなぁー。パチュリーは…なんて言ってたかな。永久に就職するから気にしないとか言ってた気がする。
先生が窓外とか言っていたせいでふと、俺は窓から外を見た。
空はとても魔法で作ったとは思えないぐらいに青く澄んでいて、のどかな日常を思わせる。街が広がっていて、一体何人もの魔法使いがウェネフィクスにいるんだろう。学園の入り口を見ると見馴れないフードを被った怪しい二人組が何かをやっている。どれも何時もと変わらず平和な街の様子……じゃない。なんだアイツら?
二人組は何やら呪文を詠唱した。すると暗く、二人組より大きな楕円の形をした謎の物体?が出てきた。そして次の瞬間、その楕円から大勢のローブを着た魔法使いが次々と現れた。驚いた俺は硬直してその光景から目を離せなかった。
ローブの魔法使い達は一斉に構えて学園に向けて魔法を発動させる。
「伏せろぉぉ!!」
なんと、魔法使い達は学園に向けて攻撃を仕掛けてきたのだ。窓からそれを見ていた俺はその事にいち早く気づき、皆に伏せるように大声で指示する。俺は最大まで防御結界を張り、周りにいるパチュリー、エリー、レイレウを咄嗟に守った。
激しい爆破が続き、校舎の壁は粉々になり、煙が舞って辺りの視界を遮る。俺は必死に耐えた。
攻撃が止み、視界が回復すると…酷い、この一言につきた。
壁はボロボロになって無くなり、机は散乱している。咄嗟に伏せろとか言われても反応できなかった者は無惨に死んでいた。俺の声に反応できたやつと俺が守ったパチュリー達だけが生き残った。
「な、なんなのこ、れ…」
エリーはあまりにも衝撃的な光景を目にして茫然としていた。レイとレウも同じだ。ただ、あの時、初めてパチュリーを守ると誓ったときと同じような状況だと思った俺とパチュリーは違った。
「とにかく敵が来る前に逃げるぞ!まずは安全を確保だ!」
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