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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
8 突然〜It was normal day until then.
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小学生に上がると授業がある。そのため今までみたいに自由に魔法の練習ができなくなった。それに一人一人に席が与えられ、パチュリーと一冊の本を読めなくなった。まぁ、もう基礎は出来てるし、もういいけど。
今はお互いに自分が興味を持った魔法を勉強している。パチュリーは火、水、木、金、土、日、月の属性魔法に興味を持った。うーむ。ちょうど一週間。俺は…
「聞いているんですか!?」
「何ですか先生。課題は全部終わりましたよ?」
教室内では年齢が違うため、年齢に合わせた課題を毎日与えられる。だが所詮は小学生。難なくクリアしている。パチュリーとエリーも同様だ。というか二人のほうが凄い。俺は前世の記憶があるから簡単だが、二人はそうではないのだ。
「ムキー!じゃあ今日の分はどうなんですか!?」
「はい先生」
終らせた一日分の課題を先生に見せつけた。両隣のパチュリーとエリーも同じように見せつける。
小学生に上がったとき、席を決めたのだが、二人は俺の隣がいいと言って聞かなかったのは記憶に新しい。エリーは歳が一つ上で先に小学生に上がってて、席が決まっていたのに無理に変えてた。
「ム、ム、ムキー!じゃあこれは解けますか!?」
先生は1+2+3+4+5+…49+50を魔法を使って素早く紙に書き、俺達三人にそれぞれ渡した。
「(ふふふ、これなら時間が掛かるはず…本を読んでる暇は…)「1275」なにー!」
あっという間に俺達は同時に与えられた計算を解いた。
仕組みは簡単だ最初の数と最後の数を足して全体の足す個数を掛けて2で割ればいい。この場合だと(1+50)×50÷2=1275だ。
ふはは!高校生でその計算はやったのだよ!パチュリーとエリーは自力か?本当に凄いな。
「ム、ム、ムキー!もういいです!好きにしてください〜!」
泣きながら先生は教室を出ていく。周りはざわついているが俺達は本に目を落として読み始めた。
ー0ー
腹が減って来た。時間を見るとそろそろ12時。昼飯の時間だ。本を読んでると時が流れるのが早い。二人はまだ本を読んでいる。
「二人とも、飯の時間だよ」
二人は本から顔を上げ、机をくっ付ける。バッグから弁当を出して何時ものように飯を食い始める。
「モグモク…先生しつこいね。課題なら終わらせてるのに」
「パクパク…そ、そうだね…。き、今日は特に酷かった…」
「もきゅもきゅ…優秀なのが癪に触るだけでしょ」
ドッッカーン!!
突然、本当に突然。なんの前触れもなく突然。一切の前兆すらなく突然、教室の壁が爆発し、煙が上がった。
誰もが驚き一瞬の静寂。そして訪れるのはパニック。
「「キャァァァア!!」」「「わぁぁぁあ!」」
俺は状況を分析、パチュリーは茫然と
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