暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
7 園児〜Are they really kindergarteners.
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「デビルツリー…魔草科、吸血属の食人植物…人間を魅了する蜜を分泌する…魔法使いも例外ではない…成長したデビルツリーは魅了した生き物の血を吸い尽くす…しかしその蜜は様々な魔法薬の元…だがその危険性故に高価…ブツブツ…」
「エ、エリー?」
「はっ!ご…ごめん…。わ、私、し、植物のことになるとつい…」

…エリーはどうやら植物のことになると性格が変わるらしい。

「さっさと植え替えるわよ」

パチュリーが何故だか不機嫌だ。早く魔法の練習がしたいのかも。

「そうだね早く終わらせよう」

このあとエリーのお陰でどのグループよりも早くデビルツリーを植え替えることができた。
………………………………………
…………………………………
……………………………

「何でここにいるのよ?」

デビルツリーを植え替えると俺とパチュリーは何時ものように魔法の練習に取り掛かった。しかし、1つだけいつもと違うことがあった。

「な、何でって…わ、私たち友達じゃないの…?」

俺の隣でエリーが植物の本を読んでいるのだ。
エリーは先生の「三人づつお友だちを作って…」を本当に友だちになると思ってたようだ。どうやらエリーは天然らしい。

「いいじゃん。隣で本を読むぐらい。別に邪魔はしてないからさ」

別に友達でいいんだけどね。むしろ嬉しいよ。友達が出来て。

「むう…そうだけど…」
「何が不満なの?」
「う〜!わかったわよ!エリー!絶対に私達の邪魔をしないでよね!」
「え、い、いいの?わ、私二人の側にいていいの?」
「いいよ。よろしくねエリー。わからないことがあったら俺に聞いてみて。出来るだけ答えるから」
「う、うん!よ、よろしく…!」
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