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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
狩人の襲撃
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敵の攻撃には、毒が使われたため、倒れてしまったんだ。そこから記憶がない。アリーナからアーチャーがここまで運んでくれたのか?

「うっ…………」

ゆっくり上半身を起こすが、体が鉛のように重い。どうやら、毒がまだぬけてないのか?
試しに、手に力を入れて開いたり閉じたりとしてみるが、ズキズキと痛みが走る。
くっそ…………どうやら、俺の不思議な治癒力は、毒のせいかわからないが、上手く発動してない。何で、発動しなかったんだろう?う〜ん、自分の身体なのによくわからないな。

(っと、それよりも今何時だ?)

アリーナで倒れてから、どのくらい時間がたったのかわからない。とりあえず、誰かに聞いてみよう。

「誰かいるか?」

呼びかけてみると、カーテンが開けられる。開けたのは見慣れたアーチャー。

「マスター、気がついたか」

「なんだ、いたのか。俺はどのくらい寝てたんだ?」

「アリーナで倒れてから約一日くらいだな」

ということは、今日は四日目か。よかった、あまり時間がたってなくて…………不戦敗とかシャレにならないからな。

「アーチャーさん、ずっと衛宮さんを看病してたんですよ」

そう言いながらアーチャーの後ろから顔を出したのは保健室のNPC、桜だった。えっ?こいつが俺を看病?

「桜君。余計なことを言わないでくれ」

「ふふふ、ごめんなさい」

アーチャーがそっぽをむくと、それを見ながら桜は笑う。

「そっか、ありがとうアーチャー」

「……………フン!」

素直にお礼を言うとアーチャーは実体化を解いてしまった。あっ、始めて、アーチャーに勝った気がする。

「仲がよろしいですね」

「そうか?」

「はい。まるで、兄弟みたいですね。ちなみに、衛宮さんが弟ですよ」

じゃあ、あいつが兄かよ。兄弟ね……………あいつが兄で俺が弟……………想像ができん。

「そういえば、体の調子はどうですか?」

「ん?ああ。なんか体が思うように動かないだよ。どうなってるんだ?」

「はい。おそらく、打ち込まれていたイチイの毒のためです。自然界から摘出された毒にしては随分凶悪なものなので………」

桜が説明してくれる。またしてもイチイの毒。毒というのは実に厄介だ。でも、相手のクラスがアーチャーである事と、イチイの毒という情報が確定したのでよしとするか。

「本来ならある程度、私の権限で治せるんですが、衛宮さんの場合、なぜか、わたしの力が上手く働かないんです」

「つまり、このままってこと?」

「はい。申し訳ありません」

律儀にも頭まで下げて謝る桜。こういうところは、俺の知っている桜、そっくりだ。しかし、困ったな。これだけ体が上手く動かないと、戦闘どころか
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