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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
狩人の襲撃
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を取り戻し、いつもの遠坂に戻った。

「ははは!一本取られたな。嬢ちゃん」

「うるさい!もう、帰るわよ」

笑うランサーに怒鳴ると遠坂は保健室から立ち去ろうと扉に手をかけた。その前に伝えとかないといけないことがある

「あっ、遠坂。一ついいか?」

「……………何よ?」

「わざわざ、心配してくれてありがとうな」

おれの言葉を聞いて遠坂は鳩が豆鉄砲をくらったかのような表情をしたが、直ぐにギッと俺をにらみつけ

「別に、ただの気まぐれなんだから!次からは容赦はしないわよ!!」

遠坂は顔を真っ赤にしてがあーっと怒ると出て行ってしまった。こうやって怒られるのはもう何度目だろう。よく怒られるな……………俺。

























祈りの弓(イー・バウ)
イチイの木によって作られる短弓である。この森と一体になるという意味があり、武器としてヨーロッパでは、まず木製の短弓、続いて人間の背丈ほどもある長弓が普及した。用材としてはイチイが最も良質のものとされるため。

「へぇ〜」

この説明を見る限り、アーチャーはどこまでもイチイに精通した英雄らしいな。
遠坂達が保健室を退出して、一時間くらい経った後、毒も完全に抜けたので、桜から支給品をもらうと図書館でダンさんが言っていた祈りの弓(イー・バウ)について調べてみた。
令呪で命令する時に、これが宝具と言っていたので、嘘の情報ではないし、調べても損はないだろう。

『なるほど、北欧、イチイ、弓矢、奇襲ときたらあの英雄か』

本の説明を一緒の読んでいたアーチャーはある程度の予想がついたようだ。しかし、俺には教えてもらえないだろう。こいつの性格からして不確定要素なことをおいそれを口にしないはずだからだ。
そう自分の中で結論づけ、本を戻し、図書館を出るとある人物に会うために三階にへと向かう。っとその前に

(少し人に合うけどいいか?)

一応、アーチャーに尋ねる。聞いとかないとぶつくさと何か小言を言われそうだしな。

『………………………』

(アーチャー?)

『…………ん?あぁ、構わんぞ』

アーチャーの許可がおりたのはいいがいつものアーチャーらしくない。考え事でもしてたのかな?三階にたどり着き、あたりを調べてみると

「あっ、いた」

廊下の一番奥に窓の外を見ているラニを発見した。

「こんにちは、ラニ」

「ごきげんよう。衛宮さん」

俺の挨拶に気付いたラニは、ぺこりと頭を下げて挨拶し返す。うん、こうやって挨拶を返してくれる奴は好感が持てるな。

「例のもの持ってきたぞ。これだけあればいいか?」

昨日渡すつもりだったが、アー
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