第五章 StrikerS編
第百五十七話 『決戦(1) フォワード陣の戦い』
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本気で挑め、って事ですよね? シホさん)」
そういうことだ。
相手は追い込まれた時が一番危ないのだ。
何をしでかすかわからないから。
だから常に先を読んで撃墜することを考えよう。
足元を掬われたらたまらないからね。
だから本気で倒しに行く!
◆◇―――――――――◇◆
Side エリオ・モンディアル
僕とキャロとフリードは紫の髪の女の子とガリューと戦闘を繰り広げていた。
「どうしてこんなことをするんだ!」
僕が叫ぶが女の子は無言を通す。
「お願い、話して! 話してくれなきゃどうにもできないよ! だから手伝えることなら教えて!」
キャロもそう語りかける。
だけど女の子はダガー状のナイフを放ってきた。
僕はガリューの攻撃を払ってブースターを吹かしてキャロの前に立ってナイフをなぎ払う。
ガリューも女の子の隣にやってきて両手のブレードを構える。
「お願いだから…!」
キャロも語りかけをやめずに続ける。
それで少女は少し迷いの表情を浮かべたのを僕は見逃さなかった。
これならまだ話せる余地はあるかもしれないから。
僕達はこの女の子の心を救いたい。
この子の瞳はとても寂しいものを感じる。
だからその理由をまずは聞き出さないといけない。
だから戦いながらも語りかけはやめないんだ!
◆◇―――――――――◇◆
Side レン・ブルックランズ
あちこちで戦いの音が聞こえてくる中、僕はトレディとラン姉さんと向かい合う。
「トレディ…。ラン姉さんを開放、してくれないかな?」
「………それは無理です。ドクターの命令ですので。………それに、私はレンさんをこの手にするために手を尽くさせていただきます」
「どうして、僕にそんなにこだわるの…?」
「………レンさんを、どう気になるかでしょうか。………そうですね、一目見た時からあなたの事が気になって仕方がないのです。………だから私はこの胸をくすぶる気持ちを知りたいのです」
「それって…」
それって所謂、一目惚れって奴?なのかな…?
僕の表情を察したのかトレディは、
「………それはなにか知っている顔ですね。ぜひ、教えてください!」
「そ、それはね…?」
「………それは?」
「い、言えないよ!」
「………そうですか。ならば力ずくで聞かせていただきます」
「ああ、もう!」
なんでこんな変な空気になってしまったんだろうか!?
なんかどことなくラン姉さんの表情も影が差してきているのは気のせいかな!?
二人して武装を構えてくる。
でも、さっきまでの空気はすぐになりを潜めたのか二人は真剣な表情になっている。
なら、
ジャキッ!
僕は両手のアウル
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