第五章 StrikerS編
第百五十七話 『決戦(1) フォワード陣の戦い』
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情でいる。
どうやらあんまりあちらはチーム仲はよくないみたいだね。
これなら、いける。
「行くよ! ウィングロード!!」
あたしはウィングロードを展開して空を駆ける。
それに赤髪の子…ノーヴェは同じくエアライナーとかいうISであたしに追いついてきた。
「あたしの得意な領域に入ってくるなんて度胸あるね!」
「うっせ! あたしもこれはお前には遅れをとらねーよ!」
「とか言いつつ前はやられていたよねー?」
「こンの野郎! 嫌なもん思い出させんじゃねーよ! はぁー!!」
ノーヴェが蹴りを放ってきたが、あたしはその向かってくる足に目掛けてカウンターのごとく拳をぶつける。
それによってホイール部分がすぐに摩擦を起こしてギャリギャリと唸りをあげていた。
「ッ! こんのー!」
「ゼロ距離! いける!」
リボルバーナックルを嵌めている手とは反対側の手を握りしめて、魔力をこめる。
そして本来弱いはずの拳の殴打をノーヴェの腹に叩き込む。
「ガッ!?」
だがそれはノーヴェには効果覿面だったようで見事に腹を押さえてうずくまる。
「うぅっ…てめぇ、何をしやがった…!?」
「んー、内緒だよ」
ただ、浸透する拳を叩き込んだだけ、って教えても理解できないと思うしね。
「さて、諦める…?」
「誰が…!」
それからまた戦闘は続く。
◆◇―――――――――◇◆
Side ティアナ・ランスター
スバルはいいように戦闘を有利に運んでいるようね。
それじゃあたしも頑張るとしましょうか。
右手はダガーモード、左手はガンモードで構えてあたしは二人に立ち向かう。
「シッ!」
両手剣の子があたしに向かって剣を上段で振り下ろしてくるが、その程度の剣筋。
シホさんの攻撃と比較すればとても遅い。
ネロさんやアルトリアさん、ランサーさんの放つスピードに慣れてしまっているあたしにとってはとても遅いのだ。
ダガーモードでいなして、次には瞬動術で剣持ちの子の背後に回り込み、銃を放とうと…。
「ディード! 避けるッス!」
盾から砲撃を放ってきたウェンディの攻撃はあたしには直撃した。
だけどそれは残念だけど幻術なのよね。
瞬動術を使う前に幻術で増やしておいたあたしの分身であざむく。
そして二人がちょうど並ぶ位置になったので、
「クロスファイヤー…シュート!!」
「ッ!」
「わわわッス!」
二人はなんとか避けていたけど、スレスレで避けている程度ではなっていないわね。
これならサードモードを使うまでもないかしらね?
そう思った瞬間だった。
頭にシホさんの叱咤の声が聞こえてきたような気がした。
それはつまり、
「(慢心はするな。常に
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