第五章 StrikerS編
第百五十七話 『決戦(1) フォワード陣の戦い』
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」
「いい案だ、ヴァイス。私もそう考えていたところだが先に言われてしまったな」
ヴァイスさんの言葉に士郎さんはクツクツと笑みを零してその手にブレイドテミス・ボウフォームを構えてハッチが空いたのを見計らって、
「狙い撃つぜ!」
「射抜く!」
ヴァイスさんの狙撃と士郎さんの弓矢による射撃が背後に迫ってきていたガジェットU型を全部射抜いた。
「さっすがご主人様です! ますます惚れさせていただきますよー♪」
「しかし、本来Bチームである私とキャスター、ヴァイスがスバル達が心配となり残っておいてよかっただろうかね?」
「いいんじゃないっすか? あっちは志貴さんとアルクェイドさんだけでガジェットごときに遅れは取るとは思えないっすから」
「確かにな」
「腕を切られても平気な顔でいるお方に心配は不要ですよ、ご主人様」
微妙に毒を吐いているキャスターさんの言葉はこの際、聞かなかったことにしておこう。
アルクェイドさんが聞いたら怒って反転しちゃいそうだし…。
「みなさん! そろそろ現場に到着します! どうかお気を付けて!」
アルトさんの声に僕達は構える。
それでティアさんと会議を開始する。
「さて、それじゃ事前にチェックよ。ここは最前線…だからあたし達はなんとしてでも戦闘機人を足止め、さらに捕縛しないといけない」
「首都防衛隊の人達はAMF戦闘や戦闘機人との戦闘は慣れていないからね」
「そうね。だから私達で止めるわよ、スバル」
「うん、ギン姉!」
「僕達も精一杯頑張ります!」
「はい! そしてランさんが来たら即座に捕縛して洗脳を解く事が最優先です!」
「うん。ラン姉さんは僕に任せて。僕が強くなったところを見せるんだ…そしてさらに先に行く!」
僕がそう宣言する。
それにギンガさんが僕の肩に手を置いて笑みを浮かべながら、
「もうレン君は充分強くなったわよ。それはもうみんなわかっているから…だから絶対にランを助けましょうね」
ギンガさんの言葉にみんなの顔を見回す。
すると全員が無言で頷いてくれた。
うん。もう弱気な僕とはお別れだ。
だから…!
「皆さん、頑張りましょう!」
「「「「「うん(おう)!」」」」」
それで僕達はヘリのハッチから全員飛び出した。
バリアジャケットを纏い、僕はすずかさんから移動用の形態も聞かされていたので使用する。
「アウル! フライトシールドを!」
《はい! フライトシールド起動》
それに従って僕の片方の盾が腕から外れて巨大化し僕一人が乗るのに十分なほどの広さとなり浮かび上がる。
フライトシールドシステム。
すずかさんが新たに開発した移動&飛行用の魔法円盤であるこの装置は
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