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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
6 入園〜What's on her mind when she have contact with him.
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と知識をかなり蓄えたパチュリーが普通じゃないのか。
「ねえ、明希。何で二人は泣きわめいてるの?」
「見知らぬ人が一杯で恐いんじゃないの?」
僕たち入園者は四人で横に並んで座っている。パチュリーは僕の隣だ。母さん達保護者は少し離れて後ろの方で座っている。
「あと、母さん達が近くにいなくて寂しいのもあるかな」
「ふーん。私は明希がいるから寂しくなんてないけどね」
不意にドキッとした。
パチュリーさん!?男の子にそんなこと言ったら色々勘違いを起こしちゃいますよ!?
落ち着け…僕はロリコンじゃないんだ。パチュリーは可愛いが三才児に恋愛をするなんておかしいぞ。巷ではJ(女子)S(小学生)ならぬJY(幼稚園児)というものが存在するけど絶対恋愛感情とかわからないから!
「どうかしたの?」
「い、いやいや、どうもしてないよ!?」
今日はパチュリーにドキドキさせられっぱなしだ。まだドキドキが治まらない。
お陰で学園の先生の言っていたことがまったく耳に入らなかった。
次の日
「明希。これを持っていけ」
父さんから古びた鍵を渡された。
「これは?」
「それを玄関の鍵に刺してみろ」
言われた通り鍵をドアに刺そうとしたが、身長が足りずギリギリ届かない。
「う〜届かない〜」
「まだ届かないか。貸してみ」
一旦父さんに鍵を渡す。父さんはドアに鍵を刺して玄関のドアを開けた。ドアの向こうにはウェネフィクスがあった。
「え、父さん。魔法を使ってないのに何でウェネフィクスに繋がったの?」
「この鍵のお陰だ。この鍵は家とウェネフィクスのドアを繋ぐマジックアイテムなんだ」
「でも父さんは鍵を使わず魔法を使ってたよね?」
「まあな。空間魔法っていってこの魔法を使うのは難しいんだ」
「教えて教えて!」
「魔法が上手くなったらその内な。それに明希はまだ魔法を使えないだろ?」
そうだった。僕とパチュリーは一応、魔法は使えるけど親を驚かすために内緒で魔法を勉強しているんだっけ。あぶないあぶない。
「ほら鍵。それじゃ行ってこい」
「うん。いってきまーす!」
父さんから鍵を受け取ってドアをくぐった。
………………………………………
…………………………………
……………………………
ドアをくぐるとパチュリーも同時にドアから出てきた。気が合うね。
「おはようパチュリー」
「おはよう明希」
挨拶を交わすとパチュリーはとことこ俺に近づき、何故か手を繋いできた。柔らかい、じゃなくて…デジャブ!?
「貴方達は仲良しなのね」
声のする方を見るとエプロンをかけた女性がいた。この人は入園式の時に前で話していた人だ。もっとも、話
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