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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
5 準備〜Fathers?put?their family?before?their work.
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ごい…」
防御魔法を展開したまま僕は茫然と二人の圧倒的なコンビネーションを眺めていた。いや、眺めていることしかできなかった。
二人のコンビネーションには隙がない。と言うかお互いに隙を補っている。エドワードさんと修造さんはお互いの行動を完璧に把握しているらしく、まるで予定調和のような動きをする。そこに僕の援護を入れる隙すらない。
いつまでもボーッとするわけにはいかない。僕も二人の邪魔にならないようにマロウ家の手先に攻撃を始めた。
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…………………………
マロウ家と言っても所詮は手先。10分もしないうちに全て片付いた。
「でもエドワードさん。何で僕に二重スパイのことを黙っていたんですか?一言言ってくれればいいですのに…」
「それは決まっている。お前を驚かす為だろ?」
「心臓に悪すぎます!!」
「冗談だ。誰にもバレちゃいけないからな。もしマロウ家のアジトで二重スパイだとバレてみろ。エドワードは一人で戦わなくちゃならない」
「だから修造だけに伝えて妻たちにも内緒にしたんだ」
そうだったんですか…。エドワードさんの命を守るためになにも言わなかったんですね…奥さんたちにもなにも言わずに…
「鈴虫があのときいたからスパイのふりをしたんだが…」
「明日はパチュリー達の入園式だからな。スパイのふりをやめたんだ」
「ベルです…ほんと、なにやっているんですか!!」
昨日の今日ですよ!?やるにしてはスパイをやめるなんて早すぎですよ!!
「いいじゃないか」
「明日はパチュリー達の入園式だぞ?スパイなんてやってられるか」
まったくこの二人は…。僕は振り回されてばかり。またこの二人に振り回される毎日が始まるのか。でも…
「ただいまー」
「ただいま」
「あら、お帰りなさい」
「…お帰りなさい」
いつものようにパチュリーとこそこそ魔法の練習をしているうちに父さん達が帰って来たようだ。
「今日は早かったわね」
「当たり前だろ。明日は明希達の入園式だ。色々準備があるからな」
え?入園式?それも明日?そんなのあ ったっけ?
「お母さん。入園式って?」
僕が疑問に思っていると同じく疑問に思ったパチュリーが僕の代わりに聞いた。すると大人たちは固まった。
「え、パチュリー。言わなかったっけ。明日入園式があるって…」
「そうだっけ?明希、知ってる?」
「うーん…なんか言ってたような気が…」
「ほら、4日ぐらい前にパチュリーちゃんと遊んでる時に言わなかった?」
そう言われればパチュリーと魔法の練習をしているときに母さん達がなんか言ってたような…
「…は、ははは…。明希達は遊ぶのに夢中で
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