暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
3 幼児〜A young child is innocent and curious to know everything.
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ギュイーン!バキバキ!ゴー!

「これは?」
「ち、近くで工事でもしているんじゃないかなー…」

母さん!サンドバッグを殴っただけじゃそんな音は出ないよね!!何してるのさ!?
母さんの行動にゲンナリしながら今度こそパチュリーに説明すべく本を開く。

「ほら、これが妖怪だよ。妖怪っていっぱい種類があるんだ。これが吸血鬼で人間の血を…」










ふぅ、いい汗かいたわ。久しぶりだったから少しはしゃぎ過ぎてしまったけど。まぁ、壊したものとかは何もないし別にいいでしょう。片付けを済まして家に帰った。

「お帰りなさい、シェル。ずいぶん楽しんだんじゃない?」
「ええ、おかげさまで」

家に帰るとフラウは晩御飯の支度をし始めている。明希とパチュリーちゃんは肩を並べて仲良く本を読んでいる。あらあら、これからが楽しみね(意味深)。本と言えば私の「拷問日記」はどこにいったのかしら?読むたびにゾクゾクして面白いのよね。子供たちにはちょーっと刺激が強いかしら?

「ただいまー」
「あら、修造さん。それにエドワードさんもお帰りなさい」
「お帰りなさーい」
「ああ、ただいま」

仕事に行っていた修造さんたちが帰ってきた。エドワードさんはフラウが家にいるときはいつも家に修造さんと一緒に帰ってくるの。
もうこんな時間?やっぱり楽しいことをしていると時間が立つのは早いわね。晩御飯の支度をしないと。私はフラウと一緒に晩御飯を作り始めた。

「いないいない…ばあぁぁん!!」

帰ってきて早々修造さんは子供たちとはしゃごうとする。その氷で出来た銃、無駄にリアルね。と、言うか普通はいないいないばあ、でしょうに。

「……?」

パチュリーちゃんは何をされたのか良く分からなかったらしく首を傾げて頭にハテナマークを浮かべてる。

「うっ!」

明希は胸を押さえて苦しそうに倒れた。

「え?嘘だろ!?」
「うひひ、父さん引っ掛かった〜」

どうやら明希は修造さんを騙す為に派手な演技をしたようだ。無駄に上手ね。血は争えないってことかしら?

「はは、流石修造の息子だな」
「くそぅ。…そうだ明希!今度はエドワードを嵌めよう!」
「うん!いいよ!」
「いいぞ、いつでも仕掛けてこい」
「よし!パチュリーちゃんも一緒にどうだい?」
「あ、修造!娘を巻き込むな!」
「なんだ?娘に騙されると泣きそうなのか?」
「ねーねー、あきー。おじさんは何を言ってるの?」
「えーとね。今度、一緒に遊ばない?って」
「うん!私もみんなと遊ぶ〜」
「な!?くっ、もういい!まとめてかかってこい!」
「はーい、そろそろご飯が出来るから皆座って」

やっぱり家族っていいものね。出来上がった料理を運びな
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