暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
2 誘拐〜One bawled,another used magic and the other swung the frying pan.
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すると侵入者は足から段々凍りついていく。だが侵入者は黙って氷浸けになるはずがなかった。

「グラビニティ!」

さっきよりも強い力が父さんに掛かり、父さんは無理矢理うつ伏せにさせられた。

「はぁはぁ、まずはお前からだ!」

侵入者はそう言ってどこからか短剣を取り出す。そしてうつ伏せで動けない父さんに向かって短剣を突き刺そうと短剣を振りかぶる。

「私の家族に何をするの?」

いつの間にか侵入者の後ろにフライパンを持った母さん微笑みながらが立っていた。さっきから見当たらないと思っていたけどフライパンを取りに行ってたのかよ…
そして侵入者がその声に反応する前に母さんは笑顔でフライパンを振った。カィン、と金属の音が部屋に響く。

カィン!「ぐっ!」カィン!「痛っ!」カィン!「ちょ!」カィン!「待っ、」カィン!「止めっ!」カィン!「許しっ!」カィン!「……(気絶した)」メキッ!
「ちょっと待って!ストップ!ストーップ!」

侵入者が気絶してもなおフライパンを振り続ける母さんを父さんが止めにかかった。怖ぇ…、うちの母さん怖ぇよ…。しかも最後の方は金属音じゃなくなっているし…。

「あら?修造さんもやりたいの?」

しかもSだった。気絶したのがわかってて殴り続けてたのかよ…。

「いや、いいよ。気絶してるしもう許してあげて…」

父さんがとても見ていられないと言いたげな顔で侵入者を哀れんだ。

「あら残念。これからだったのに…」

Sじゃない、ドSだった。あれだけやってこれからが本番なのかよ…。

「それはともかく、この人はどうするの?」
「魔法警察に引き渡すよ」

ガンガンガンガン!と不意に玄関で激しいノックがした。父さんが小走りで玄関に向かっていく。

「おー、エドワード。どうかしたか?」
「どうかしたか?じゃない。お前の方が何があった?争う音が聞こえてきたそぞ!」

玄関から父さんとエドワードさんの話声が聞こえてくる。ここからでは見えないがどうやらエドワードさんがさっきの戦闘の音を聞いて駆けつけて来てくれたみたいだ。因みにお隣さんだったりする。よく聞こえたのだろう。…フライパンで殴る音が。

「あー悪りぃ。起こしたか?実はな、さっき賊が侵入して明希を誘拐しようとしたんだ」
「昼間話した例の魔法狩りか!?」
「多分な。シェルにフライパンでボコボコにされてそこで伸びてるよ。後で魔法警察が引き取りにくる」
「昼間警備の話をしてお互い強化したのに…!」
「まだ甘かったってことだ。…そうだ、まだ仲間がいるかも知れなから安心は出来ない。今夜はそっちに泊まっていいか?」
「当然だ」
「そうね、信頼し合える人たちと大人数で固まれば襲われにくいしね」

そのあと来た魔法警察
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