いい武器(確信)
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車があったのだ
「武蔵、動かせると思うか?」
「ん〜落ちた衝撃で壊れるということもありますからわかりませんけど、とりあえず動かしてみますか。」
そう言って車長ハッチから中に潜り込む。見た範囲では特に壊れているということはなかった。運転手の座席に移動し、エンジンスイッチを押してみる
ブルッブォォん!!ブロロロロロ・・・・・・
なんと、何事もなかったように動いた
「これは驚いた」
壮一郎も驚いたようだ。
「よっしゃ、行けますね。ちょっと動かすんで、外の方に居てください」
「承知した。」
そう言って荘一郎が出たのを確認してから、アクセルを踏んだ。ゆっくりと車体が動き出し、瓦礫などをどかす。そして、邪魔だった飛行機の壁を車体で踏み倒して、田んぼの方にでた。
「壮一郎さん、コイツの弾薬って中で見かけましたか?」
「ああ、いくつかは有ったな。でも、どうする?運ぶには手間がかかるのではないか?」
「何個か、車体の中に入れましょう。それで十分なはずですよ。一人でも運べる大きさですから」
「承知した」
そう言っているうちに全員が乗ったストライカーがやってきた。全員に話して弾薬を乗せて、その場を後にした。
現代の戦車は舗装された道路であれば80`は簡単に出せるので、ストライカーと同じスピードで走れた。
戦車には武蔵、冴子、琴美の三人が乗っていた。
「すごーい!戦車って初めて乗りました!」
琴美が興奮気味に言う
「まぁ、一般人が乗る機会なんてそうそうにないだろうよ。」
「中も随分と快適なのだな」
冴子が言う
「昔と違って兵士の方を重視してきたからな。普通の車と変わらないだろ?」
「うむ、そうだな。」
「あっ武蔵さん、そろそろアウトレットの方に着きますよ!建物が見えてきました!」
琴美が言う
「おっ本当だな。さて、何が待ってることやら。」
「あれ?武蔵さん、駐車場の方がなんか変ですよ?あいつらがいます」
「あいつらって言うと奴らか?どのくらいだ?」
「結構な数ですね・・・・生存者が居るかのような集まり方です。」
「おう・・・・・本当だな。乗りかかった船だ。助けてやるか。松戸さん」
無線で呼びかける
「おう、どした?」
「目的地のアウトレットの駐車場に生存者がいるみたいです。見えますか?」
「ちょっちまってくれ〜・・・・・・・丁度、車二台が駐車しているところか?」
「えぇ、そうです。自分は前から、そっちは後ろの部分をお願いします。」
「了解だ。手早くやろう。」
そう言って無線を切る
「二人共、戦闘準備だ。琴美ちゃん中に入って」
「はい」
琴美
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