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転生者が歩む新たな人生
第56話 ネギ逃亡
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生に見つかり、問答無用で拘束されたのだ。

 なお、ここでネギの現在置かれている立場を整理すると、ネギ・スプリングフィールドは、表の世界では「3−Aの担任」、裏の世界では「日本で先生をするという試験を受けている魔法使い見習い」であり、「事前に捕まえた超(テロリスト)を自分が責任を取ると言ってあえて逃がした人物」である。ちなみに超を逃がしたでは、総責任者である「学園長」、見習いの言葉を信じて超を逃がした「ガンドルフィーニ氏」、ネギの監督者になっている−−−オレが麻帆良から出た後、人事が刷新したらしい−−−「高畑氏」の次に責任がある立場だ。

 具体的に言うと実はほとんど責任がない。

 そりゃそうだ。ネギはあくまでも「魔法使い見習い」なんだから。もっとも卒業試験には不合格なので、見習いを卒業したければ、魔法世界本国で再修行するしかないが。

 それに対して他の魔法先生はどうかというと、原作とは違い「魔法バレ」は防がれているので、「超によるテロを防げなかったこと」「世界樹が消失したこと」「MM連合からの出先機関である関東魔法協会が無くなること」の3つが彼らに対する罪状となる。ISコア云々については魔法先生的にはまったく無関係である。

 よって、オコジョ刑という名の魔法世界での刑罰を受けるのは、総責任者の学園長(10年)と警備責任者の高畑氏(5年)、結界・防衛責任者の大学部の某先生(3年)、そして見習い−−−ネギのことである−−−の言を採用して超を逃がしたガンドルフィーニ氏(3年)である。

 逆に言えばこの4人がオコジョ刑となるので他の魔法先生は刑罰を受けない。ただ、日本異能協会は魔法世界の組織とは断絶する方向なので、日本異能協会に転属しない魔法先生は二度と日本に戻れない国外追放となる。

 まぁ、魔法世界で生きるのなら、関係ないわけだ。

 もっともキャリア的には「MM連合からの出先機関である関東魔法協会が無くなること」の原因となった一員ということで、絶望的だろうが。

 なお、神楽坂らネギの従者については、契約の解除と魔法についての記憶の封印、長瀬ら協力者らは魔法についての記憶の封印、これらの同意があれば、なんらペナルティーもなく日常の表の世界に戻れる。が、逆にこれらに同意しなければ魔法先生同様国外追放になる。





  ☆  ★  ☆  





 さて、本来関わり合いになりたくなかったが、直近まで麻帆良学園にいたということで事情に詳しいオレもネギへの事情徴収に呼ばれた。

 もちろんネギが拘束されてオレが呼び出されるまでに時間があったので、その間にネギから「超鈴音にカンする報告書」が出された。

 まぁ、内容はお察しの通りで、ネギから見、ネギが知っている超に対して書かれており、「
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