雄々しき白……です。
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くぜ!」
仕切り直しで再び切り込む一夏に対して春奈は巧みに盾を活用して雪片弐型の斬撃を受けて捌き、紙一重で回避する。
一夏は仙花を霧散させて不知火を呼び出す。と、同時に連続射撃で軽く弾幕を張る。
さらに一夏はアサルトライフルの弾倉をパージして残弾が10発入ったそれを春奈に向けて投擲する。
向かい来る銃弾を躱す春奈もこの挙動には内心首をかしげた。
弾倉を受け止めようと春奈は盾を構える。と、いつの間にか不知火を収納していた一夏は仙花を展開してその銃口を春奈に向けていた。
プラズマに閃光のようなマズルフラッシュと轟くような高い音が一瞬だけ春奈を萎縮させた。
1052m/sの30mm弾は春奈が受け止めた不知火の弾倉を打ち抜き発破させながらラミネートシールドの上部を吹き飛ばしながらその衝撃波と爆風が春奈にダメージを与える。
「く……(これは予想外っ!)」
「うおっと!?」
しかし、春奈はすぐに体勢を立て直すと一夏の次弾に対抗すべく一夏に向けて半壊した物理シールドを投擲。対して、一夏はそれを避けようとして一瞬だけ隙を作る。
瞬間。春奈はルプスを収納。そして、近接ブレード[カリバーン]を展開、呼び出す。
接近を許した一夏の雪片弐型と切り結ぶ。
刃と刃が衝突して甲高い金属音と火花を散らす。そして、鍔迫り合いを誘発する。
暫くその状態が続いたが、互いに力を込めた反動を利用して2人は距離を取った。
「やるね〜一夏。私に剣を取らせるなんて。」
「直撃させたつもりだったんだけどな。さっきの銃撃は。」
「代表候補生の称号は伊達じゃないってことだよ。一夏くん。(久しぶりに焦ったのは確かだけどね。)」
間を空けて春奈は「そろそろ反撃していくからね〜。」と付け加える。
「望むところだ!」
春奈は機動兵装ウイングをハイマットモードからドラグーン展開モードに切り替える。この状態になるとドラグーン射出後に残るフレームの間にヴォアチュール・ルミエールを起動して高機動戦闘ができる状態になる。
ドラグーンは銃口を一夏に向けて待機する。PICを搭載しているのでドラグーンは独立して飛行することができる。
「これは遠隔操作型移動ビーム砲台のドラグーンだよ。全方位からの攻撃に注意してね。」
「それが仕様なのか?」
「それは自分の目で確かめてね。じゃあ、行きなさい!ドラグーン!」
春奈の命令に従い蒼き竜騎士たちは空を翔る。
それと同時に春奈は複数並列思考を開始する。
この能力は[並行して複
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