暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
雄々しき白……です。
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右手を振り高エネルギービームライフル[ルプス]を呼び出す。

右手アーマーから溢れる光の粒子が弾け、ビームライフルが実体化する。

「一夏。まずは射撃武器を呼び出してみて。」

「ん。わかった。」

一夏が集中すると両手から光の粒子が溢れて形を作っていく。しかし、なかなかイメージがまとまらず、光は宙を彷徨っている。

「呼び出しに苦労するなら、武装の名称を口に出してみて。」

「おう。不知火、仙花!」

すると、イメージがまとまり、実体化する白式の武装。

右手にアサルトライフルの不知火。左にリニアライフルの仙花。が実体化する。

それらを装備した一夏は得物を一瞥する。すると、ハイパーセンサーが作動してそれぞれの武装データ一覧表示とともにセンサーのリンクが行われる。

55口径アサルトライフル[不知火]残弾数30発/30

対IS用30mmリニアライフル[仙花]残弾数6発/6

武器スペック―――射程、威力……

それらの情報を一瞬で整理と理解させてくれる白式に一夏は感謝した。

「一夏。武装の呼び出し(コール)のしかたはわかった?」

「何となくはな。」

それを聞いた春奈は一夏に指示を出した。

「OK。じゃあ次はアサルトライフルを量子変換。収納(クローズ)してみて。手順は展開(オープン)の反対みたいな感じだよ。」

「おう。やってみる。」

一夏が集中すると、右手の不知火が淡く光る。それが一瞬にして弾けて量子に変換され消滅する。

「これでいいのか?」

「うん、できたね。―――じゃあ、肩慣らしはここまで。そろそろ始めようか。」

「―――ああ。そうだな。」

仙花を構える一夏に対してビームライフルの銃口を向ける春奈。

「最初は一夏の思うように動いてみてね。私は回避と防御に務めるから。」

「わかった―――やぁぁぁってやるぜっ!」

一夏は近接ブレード[雪片弐型]を右手に呼び出し(コール)しながら春奈に向かって飛翔、そのまま切り込む。

「直線的だねぇ。」

「もらった!」

春奈は慌てることなく左手に呼び出した耐ビーム装甲物理シールド[ラミネート・シールド]を構えてブレードを受けるがそれに対して一夏はゼロ距離で仙花を撃ち込んだ。

しかし、リニアライフルの特徴。プラズマが発生していなかった。

「詰めが甘いよ一夏。」

春奈は機動兵装ウイングをハイマットモードに移行させて機動力を強化する。そして一気に上昇して30mm弾を回避した。

仙花から打ち出された砲弾は春奈に直撃することなく空を切り遮断シールドに直撃してはぜた。

「リニアの起動忘れだね。注意しなよ、一夏。」

「わかった。仕切り直すぞ!―――行
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