鬼の娘
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あれから数週間、ムウマは壮絶な毎日を送った。
ある日は……
「居たぞ!“死神”だー!!」
「何としてでも捕まえるんだ!!」
『ちょ、デカイ声で騒ぐな!』
海軍支部の海兵達に逃げては追い掛けられ、
また、ある日は……
「10億のその首、置いて行って貰おうか(ニヤリ)」
「覚悟しろ!!」
『いつの時代の台詞だよ!』
幾多の海賊達に狙われながらも、捕まらず逃げ切る人生を送っていた。
『もう毎日毎日毎日毎日毎日…何やねん!!』
神様「しょうが無いじゃん。吹雪が望んだんだから」
逃げるのに疲れた吹雪は、ホテルで身を隠して居た。
『だからってさ、こう毎日追い掛けられる身にもなってみろ。訴えるぞコノヤロー』
神様「ウザイなら殺せば?」
と、平然とした顔で狂気的発言をかますリューク。
『それが出来れば苦労しねぇんだよ(黒笑)』
額に青筋を浮かばせ、リュークにナイフを向ける。
神様「何で俺なの!?」
『視界に入ってるから』←
神様「俺の事嫌いでしょ!?」
『いや違う』
すると、彼の言葉に反論する吹雪。
神様「吹雪…!そんなに俺の事を…!!」
と、期待を膨らませるリュークだが…。
『大嫌いの間違いだ』
神様「ヒド!今までで一番傷付いたんだけどΣ」
『そうか。それは良かったな』
棒読みで言う彼女に、彼は部屋の隅で一人泣く。
『この島も早めに出ないと、嗅ぎ着かれるな』
と、リュークをほっといて状況を整理する吹雪。
神様「グズン…どうせ俺なんか…(._.)」
小さく体育座りをして、のの字を書くリューク。
『今日の夜にでも、此処を出るか…って』
振返り、彼を見た吹雪は
『いつまで泣いてんだお前はァ!!』
―スパン、スパン、スパーン!―
何処からか出したハリセンで、彼の頭を叩く吹雪。
神様「うわ〜ん!痛i『次泣いたら、ブッ飛ばす』はい(;_;)(ガクブル)」
彼女の殺意が籠った一言に、ピタッと静かにするリューク。
『兎に角、今日この島出るから。分かったら返事』
神様「はいっ!!」
と、リュークを従える吹雪は夜を待った。
to be contiuned
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