暁 〜小説投稿サイト〜
World of Destiny Crossed―魔法少女と剣士の物語―
第一部
魔法少女と剣士
魔法少女との邂逅
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通りの1日が始まった。
昼休み。
昨日、巴先輩は俺に関しては自分でどうするかを考えて、考えが固まったら伝えに来て欲しいと言った。なので、俺は貴重な授業の合間を縫って組み立てた今後の方針を巴先輩に伝えるべく、3年生の教室に来ていた。が、
(居ない……)
聞けば、昼休みが始まった途端教室から出て行ったらしい。タイミングが悪いとはこの事だ。
仕方なく一旦購買に寄ってパンを買うと、教室でそれを食べようと階段を登り始める。教室がある階に着いた時、ちょうど上から暁美さんが降りてきた。
「「…………」」
意図せずして再現される昨日の光景。暁美さんも思わぬ睨み合いに、咄嗟の事で臨む体勢になっていなかったのか、きつい視線が微妙に揺らいでいる。
あまり、友好的な会話をした間柄ではなかったが、そのおかしさに思わず可笑しくなってしまう。それが表情に出たのか、暁美さんはあの鋭い声で言った。
「……何がおかしいの?」
「いや、ごめん。何となく」
暁美さんはピクッと眉を潜めて何かを言おうと口を開きかけたが、ため息を吐いてそれを見送った。
「貴方は何となく人を嗤うのかしら。とても失礼よ」
「だからごめんって。……暁美さん」
しかし、ここで暁美さんに会えたのは行幸と言えよう。彼女はーーー話の流れによるがーーー俺の今後の方針の要なのだから。
そうして、俺は後に魔法少女達のの運命を、世界の理をも変革する事になる契機となった、この言葉を彼女に話を切り出した。
「君と話がしたい。《魔法少女》に関連する事で」
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