第七章
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「別にな」
「大学行ける位かいな」
「まだそこまではわからへんよ」
その問いには笑ってこう返した。まだまだ大学に行けるのは狭い門だった時代だ。大学という存在が高嶺の花であったのだ。
「まだな」
「それもそうか。けれど勉強がでけるだけええで」
静江は笑って言う。
「といってもやっぱり一番ええんわ」
「健康やってことやな」
「そういうことやね。よお考えたらうちの子は二番目はやる時はやるし」
それは安心しているようだった。にこにことした笑顔を芳香に見せてきていた。
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