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不老不死の暴君
第五十九話 セアの家
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帝国は歴史を動かす戦争をする』とな」
「アルケイディアとロザリアの大戦のことか?」
「俺もそう思って聞いてみたんだが『ロザリアなど前座にすぎん』って言ってたな」
「……ロザリアが前座?他にアルケイディアと戦える国家など存在しないだろう。いや、まさかイヴァリースの外にも進出する気なのかシド達は」
「さぁな。ヤクト対応型飛空石の開発にも成功しているからそれもありえるだろうな。だが、根拠なんかなにもないんだけどそうじゃない気がするんだよな」
「?根拠もないなら何故そう思う」

バッシュのある意味当然の疑問にセアは軽く微笑みながら答える。

「なんというか、あの所長は人間の国や亜人の集落なんか眼中にないような気がする。ただそれだけだ」

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