第一部・トラブルを解決する幼女
王妃様のお話
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れたけど、何年かに魔物の大群に殺されてしまってってええええええぇぇぇえ!?
「あなた、ここの王妃様ですか!?」
「そうですよ。知っていらしたのですね。」
「え、王妃様ですか!?……でも、レヌール城の王妃様って……。」
「ええ、何年も前にこの城へやってきた魔物の大群に殺されました。」
さらっと言うなあ……。
「じゃあ、なんでここに?」
「未練があり、幽霊になってしまったようです。」
ですよねー。
「未練があるなら、その未練を何とかしたら王妃様は成仏できるんですか?」
気になったので聞いてみました。
こんなところにいるより、成仏する方がいいですよね。
「はい。」
「じゃあ、その未練、私達が何とかします!どんな未練ですか?」
「……ありがとうございます。未練というのは、この城を魔物にのっとられ、私達の城がこのような荒れ果てた姿になってしまった事。でも、いけません。」
なんで!?
「あなた達のような未来ある子供に、そんな事はさせられません。」
「大丈夫です、俺達強いから!」
「そうですよ、魔物なんて全然倒せます!」
「でも……。」
「そうだ、私達、もともとお化けを倒すためにここに来たんですよ!」
「あ、忘れてた!俺達、町でいじめられてるやつを助けるためにお化け退治に来たんです!」
「そうなの。勇敢な子供たちね。」
「だから!もとよりお化けを倒すためにここまで来たんだから、結局同じ事ですよ!」
「……ありがとう、勇敢な子供たち。では……頼んでもよろしいですか?」
勝った!やった、すごく嬉しいです、私が。
「もちろんです!」
「では……子供たちよ、この城をのっとった魔物を倒し、この城を元の美しい姿に戻してください!」
「はい!」
「頑張ります!」
頑張って王妃様を助けよう!
武器は使えないし魔力ももうないけど……うん、なんとかなるはずです!
「その前に。子供たち、もう魔力もなく武器の使い方も知らないのでしょう?」
何で知ってるんですか!?
……ああ、そういえば見られてたなあ、ここに来たときの会話。
「魔力を戻し、武器の使い方も分かるようにしましょう。そうでもしないと、ここの魔物には敵いません。」
そういうと、王妃様が何か唱え始めました。
呪文の詠唱でしょうか?こんなに長い詠唱初めて見ました。
その詠唱?が終わると、なんだか力がでてきました。
魔力が戻ったからでしょうか。
ブーメランの使い方も分かります。
体が分かっているというか……。
「お、王妃様、ありがとうございます!」
「私達、頑張ります!」
「ありがとう、勇敢な子供たち。」
そう答えて、王妃様は消えました。
王妃様とベビーパンサーの為に、早くお城の魔物
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