コードギアスR2
0590話
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の2人。
「これが魔法の存在する世界で俺が身につけた力だ。ちなみにこんな事も出来るぞ?」
再び指を鳴らして影槍を解除し、同時に右手の指先5本に白い炎を宿す。
フィンガーフレアボムズ……いやまぁ、出来ない訳でも無いけどな。これはただの演出だ。そもそも実はこれ、魔法じゃなくて混沌精霊としての力だし。
「白い、炎?」
再び唖然として呟くクラウディオ。その言葉に頷きながら炎を弄ぶようにして手へと絡みつかせる。
「正解だ。白炎。俺の知る限りでは、俺のみが使える魔力により生成される炎だ。もっともこの炎の温度は俺の魔力に影響される。現にこの部屋の温度に変化は無い筈だ」
呟き、再び指を鳴らして炎を消滅させる。
「ご覧の通り魔法というものは存在しているし、誰でも習得が可能となっている。もっとも、ある程度以上のものを習得するとなると才能が必要になってくるけどな。……ちなみに、コーネリアも一般的な魔法を使えるようになってきてるぞ?」
少なくても、魔法の射手は放てるようになっていた。……いつの間にやら。
「姫様もっ!?」
さすがにこれには驚いたのだろう。ギルフォードが驚愕の声をあげる。
「ああ。俺達の組織には魔法を教えるための特別顧問として、600年以上を生きる真祖の吸血鬼が存在しているからな」
『なっ!?』
再び上がる驚愕の声。しかも今度はギルフォードとクラウディオの2人が揃って上げた声だった。
「吸血鬼だと!? そんなものが実在していると!?」
「何だ、俺の言葉は信じるんじゃなかったのか?」
思わず問い返してきたギルフォードに、苦笑を浮かべつつそう尋ねる。
「いや、確かにそうは言ったが……だが、しかし」
「分かってるよ。そんなのが出て来るとは思ってなかったというんだろ? まぁ、普通はそうだろうからな。気にするな」
「あ、ああ。……しかし、アクセル。お前の組織というのは……」
「そうだな、どう説明したらいいか。簡潔に言うと世界と世界の狭間。次元の狭間に本拠地を持ち、複数の平行世界と交流を持つ組織。1つの組織でありながら、世界その物を敵に回しても勝つ事が可能な軍事力を持つ組織。未知の技術の収集を目的とした組織。色々な側面はあるが……シャドウミラー。それが俺やお前達が以前会ったエキドナ。……そして、今のコーネリアが所属している組織の名であり、俺が率いている組織の名だ」
「何っ!?」
これまでで、最も大きい声を上げて立ち上がるギルフォード。その視線は鋭く俺を見据えており、帝国の先槍との2つ名に相応しい迫力を放っている。
そしてクラウディオもまた、ギルフォード程ではないにしろ鋭い視線を俺へと向けている。
「アクセル。今の話は本当なのか?」
「そうだ。
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