高校2年
第十六話 ボロ雑巾
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
行かせた葵ちゃんも、まさか人の役に立ってこいとか言うてないでしょ?人の為に犠牲になりたいとか、無理に思わんでええですよ!」
「……」
枡田の方が、翼の扱われ方には憤慨していたし、より必死になっていた。翼は苦笑いする。
苦笑いするが、でも少し嬉しいような気もする。
多少なりとも、救われる。
「…まぁ、ゆっくり治して下さいよ。また秋に一緒に試合出ましょ。ほんで、葵ちゃん水面に呼んで見てもらいましょ。」
「……うん、ありがとう」
枡田は親指をビッと立てて、ニカッと笑顔を見せて、部屋を出て行った。
こうして、翼の2回目の夏がやってきた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ