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打球は快音響かせて
高校2年
第十六話 ボロ雑巾
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行かせた葵ちゃんも、まさか人の役に立ってこいとか言うてないでしょ?人の為に犠牲になりたいとか、無理に思わんでええですよ!」
「……」

枡田の方が、翼の扱われ方には憤慨していたし、より必死になっていた。翼は苦笑いする。
苦笑いするが、でも少し嬉しいような気もする。
多少なりとも、救われる。

「…まぁ、ゆっくり治して下さいよ。また秋に一緒に試合出ましょ。ほんで、葵ちゃん水面に呼んで見てもらいましょ。」
「……うん、ありがとう」

枡田は親指をビッと立てて、ニカッと笑顔を見せて、部屋を出て行った。

こうして、翼の2回目の夏がやってきた。



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