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転生者物語 in ハイスクールD×D
プロローグ
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の世界の神、通称TF神だ。

「私の世界のように、悪質な転生者にあまり狙われていない世界から何人か転生者を貸し出そう。」

「良いのか?そのような事をしてもらって?」

「転生者問題は神全体の問題だ。他人事では無い。他の神々への交渉は私に任せてくれたまえ。」

「分かった。頼むぞ。」

そして、転生者被害にあっている神々はTF神に希望を託した。




「今日集まってもらったのは他でも無い。転生者問題についてだ。」

早速、TF神は神々を集めて会議を開いた。ここに集まった神々は対象年齢が低かったり、マイナーだったりして悪質な転生者の標的になりにくい作品を管理する者たちだ。

「幸いにも、我々は悪質な転生者の被害にはほとんどあっていない。だが、それ以外の多くの神々がその被害にあっている。ゆえに、我々で彼らを助けるのだ!」

「なるほど。」

「負担の一部を我々で肩代わりすると言う事ですか。」

こうして、会議が進んで行く。そして、全てと言う訳では無かったが、多くの神々がこのプロジェクトに賛同してくれた。
そして、仕組みはどんどん形となり、今第一波が送られようとしていた。




何も無い真っ黒な空間。ここで一体のロボットが目を覚ました。ボディの所々にパトカーの部品が取り付けてある。

「ここが集合場所か。」

ロボットが辺りを見渡す。すると、暗闇の中からがっしりした体型の青年が現れた。

「よお!あんたが俺と一緒に戦う仲間か?」

「ああ。サイバトロン戦士のボリスだ。君は?」

「ワシはグラントータス。宇宙警備隊のエネルギー生命体じゃ。この姿はアンドロイドを借りとる。この姿の時の名前は亀守玄じゃからよろしくな。」

「ああ。よろしく。」

互いに挨拶を交わすボリスと玄。すると、新たな人影が現れた。

「おや?もう始まっているのかい?」

それは、電車の先頭部分に手足と目をつけたようなロボットだった。大きさは小学生の子供程度と小さい。

「君は?」

「私はACトレイン。JHRのメカニックのヒカリアンだよろしく頼む。」

「メカニックか。」

「それは心強いな。」

機械の身体を持つボリスと玄にとって整備は欠かせない。ゆえに、メカニックである彼が居る事は心強かった。

「お前達が私の仲間か?」

さらに、そこへ銀髪をおかっぱにした赤い瞳の少女が現れる。

「君は?」

「私はメイ・ガントロン。呪われた道具だ。まあ、呪いはもう解けておるがな。」

「メガトロンだって!?」

彼女の名前を聞き間違えたボリスが叫んだ。

「メイ・ガントロンだ!確かに能力はメガトロンを引き当てたが。」

「メガトロンの能力か・・・」


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