プロローグ
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転生者というものを知っているだろうか?そう、神がミスや暇潰しで殺してしまった人間に能力を与え、アニメやマンガの世界に転生させられた者の事だ。
神は基本的に世界ごとに存在する。その者を転生させるのはその者が住む世界の神だ。そして、転生させられた先の世界にも一部例外を除いて神が存在する。そんな神々は今・・・
「何であいつらはいつも儂等の世界に転生者を送り込んで来るんじゃあ!!!」
居酒屋で酒を飲みながら愚痴を言い合っていた。
「儂等の世界を自分もミスを隠すために使いおって!!!」
そう叫ぶ神は『魔法少女リリカルなのは』の世界の神(以下なの神)である。
「全くだ。転生者が『本史』に影響を与えぬよう、並行世界を複数作ってそこに行くようにしたが、そのせいで管理が行き届かん。」
さらに『インフィニット・ストラトス』の世界の神(以下IS神)が言う。
「だが、ミスで送り込んで来るタイプの神はまだまともな方だ。儂等が文句を言ったらそれに応じて転生者に強すぎる力を与えぬよう、能力と行く世界をくじ引きで決めるようにしたのだからな。」
『魔法先生ネギま!』の世界の神(以下ネギ神)の言う通り、転生者を生み出すのにはあるルールが課せられるようになった。
転生者の持つ力に関しては『容姿』『能力』『種族』の三つのうち二つをクジ引きで決め、最後の一つはその二つに引っ張られて決まると言うシステムだ。例えば、種族がトランスフォーマーで、能力が放水だったら容姿は消防車に変形するトランスフォーマーとなる。さらに、ネギ神の言う通り行く世界もクジ引きで決める。
「未だにたちが悪いのは暇潰しで転生者を送り込んで来る奴らだ。奴らはルールを全く守らん。」
そう答えるのは『ゼロの使い魔』の世界の神(以下ゼロ魔神)だ。
「かといって、我々神は世界を管理する仕事で忙しいから、奴らを取り締まる警察組織を作る事も出来ん。」
なの神がそう言う。
「まともな神々は送る世界のクジの中から儂等の世界を外したり、ミスを減らす努力をしたりして負担を和らげようとしてくれたが、逆にまともな転生者が来なくなり、より世界が荒れてしまった!!」
IS神が声を荒げて言った。
それまではまともな転生者が悪質な転生者を倒したり改心させていたのだが、まともな転生者が来なくなってしまったので、悪質な転生者がのさばる事態となってしまったのだ。
「まともな転生者がまた来るようにしたが、一部の並行世界では数が足りず、抑止力となれておらん。何とかならぬものか・・・」
頭を悩ませる神々。その時、一人の神が居酒屋に現れた。
「話は聞かせてもらった!私にいい考えがある!!」
「お主はTF神!?」
ネギ神が言った。現れたかれはトランスフォーマー
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