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Angel Beats! the after story
政治界の貴公子
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邪魔するのか!」
うん。間違いなく直井だこいつ。
そして直井は尋常じゃない速さで俺たちの席まで走ってくる。
「やっと、やっと、やっと音無さんと……」
ダメだ俺の手じゃ負えない。
「おい、日向助けてくれ」
「ここで俺を投入しますか!?そりゃあ無いだろ!?」
「何故、貴様がここにいる?フナムシになったのではないのか?」
「誰がフナムシになっただ!歴とした人間になりましたから!」
久々に見るこの光景……笑っちゃうな
「まぁまぁ、直やん落ち着いてください」
なだめようとするTK。
「誰だ貴様は!?見た目と違ってスラスラと日本語を喋りおって!キャラが崩壊していると思わないのか!!」
ツッコむところ、そこ!?
「貴様こそ誰じゃい!わいの知っている直やんは男の娘だったわ!!」
どうやら俺の知っている直井とTKの知っている直井は別人らしい。
「誰が男の娘だ!!この僕に向かってそんなことを言うとはな……ふふっ、いいだろう。僕の政治家としての全権力を行使して、貴様の人生を狂わしてやろう。謝るのなら今のうちだぞ」
読み方が同じなのに何故男の娘と理解できたんだ直井?
「ふざけるなよーー!!!そんなことを言わんたら、全力で謝るしかないやろ〜〜が!!わいが悪かったわ!!まだGE○で借りた漫画、ろ○でなしBLUES読んでないんや〜〜!!勘弁してくれ!この通りです〜!!」
男前に全力で謝罪するTK。ろ○でなしBLUESってお前いくつだよ!
「分かればいい。これからは気をつけたまえ。邪魔ものは消えました音無さん!一緒に民法を変えに行きましょう」
さすが政治家…法律に詳しい。ちなみに民法739条第一項には同性結婚を禁止とまではいかないが、それらしいことが記されているらしい……なぜ知っているかって?自分を守るためだけと伝えておこう。
「落ち着け直井」
「そうだ落ち着け」
「うるさいぞゴミ屑!あっ!音無さんは違いますよ。音無さんはこの世の女神となr……」
セリフを全て言わず直井は急に倒れた。
「おいどうしたんだ!」
「マジでどうしたんだこいつ」
直井が倒れて慌てていた俺と日向の肩をトントンと誰かが指でつついてきた。
俺と日向は背筋に寒気を感じながら後ろを振り向くと……
まず最初にさっきから、一言も発していないユイとTKの死体?があった。視線を上の方に向けるとそこには……
「説教にする?拷問にする?それとも……ぜ☆ん☆ぶ?」
目が笑っていない悪縒奴餐(およめさん)が立っていた。
「「じゃあ、説教で……」」
「……だ〜め☆。ぜ☆ん☆ぶ☆だ☆ぞ」
俺と日向の意識はそこで消えた。
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