第3話:再会
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「そろそろ、戻るかな」
僕は七十四層の街に向かって歩きだした。
実のところ転移結晶はあるにはあるが、これはなるべく使いたくない。
理由は、転移結晶がすごく貴重だからだ。なので、緊急時以外はなるべく使いたくないのである。
まあ、自力で帰ること自体にはそんなに苦労しない。ただ、死に近付くけど…
そうこうしてるうちに街に着き、僕は転移門に向かった。
「今日もなんとか無事に着いた」
そう言ってから数秒たってから僕は転移することにした。
「転移!アルゲード!」
*****
僕は今アルゲードにあるとある店にいる。
「こんにちは、エギルさん」
「いらっしゃい、ってセイじゃないか」
そんな会話をしていると、もう一人のお客が入ってきた。
「よぉエギル、って先客がいるのか」
(あれ?この声って・・・)
僕はその声がする方を向くと、そこには僕が想像したプレイヤーがいた
「キリト…やっぱりキリトじゃないか!」
「え…お前セイなのか?」
「そうだよ!久しぶりだねキリト」
「本当に久しぶりだなセイ!それにしてもどうしてここに?」
「それは僕のセリフだよ。キリトこそどうしてここに?」
「俺はここを馴染みにしてるからな」
「へぇ〜そうなんだ。実は僕もなんだ」
そんな会話をしていたら、さらにお客がきた。
「ようエギル、買い取ってほしいアイテムがあるんだ…」
そのプレイヤーは途中でしゃべるのをやめ、僕達の方を向いた。
「なんでお前らがここにいるんだ!?」
「それは、俺とセイはここを馴染みにしてるからだ。で、お前はなんでだアーテー?」
「そんなもん俺もここを馴染みしてるからだ。てか、久しぶりだな二人共」
「あぁ、久しぶりだなアーテー」
「久しぶりだねアーテー」
「おう。元気そうでなりよりだキリト、セイ」
すると、またまたお客が入ってきた。
「キリト君」
その声がした方を向くとそこにはやっぱりあの人がいた。
「ようアスナ」
「久しぶりだねアスナ」
「久しぶりだなアスナ」
「久しぶりだね!セイ君にアーテー君!」
こうして僕はキリト、アーテー、アスナの3人に再会した。
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