第十九話
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やっぱそうだよな……」
それしかないか…。
「はぁ……」
最近ため息が増えたのは気のせいではないと思う。
学園が二学期になって数日が経ち…教室ではいつもの光景が見れる。
「やあやあ、イッセー。今日も今日とてアーシアやゼノヴィア、ヴァーリと親しげに登校しておりましたねぇ?」
とクラスメイトである桐生藍華が話しかけてくる。
「一緒に暮らしているんだからしょうがないだろ?」
「おぉっと、惚気が来たか〜?」
と、バカにしている藍華だが
「そんなに言うなら何でお前は彼氏作んないんだよ?」
「え……?」
と、俺が言うと黙りこくってしまう。
そう、こいつ自身もエロさでは松田や元浜に負けてはいないのだが…いかんせんそれでも桐生は可愛いと言われており、時々告白もされるらしい。 (らしいというのはアーシアに聞いただけで直接見たわけではないため)
「そんなにモテてるのに何で彼氏とか作らないで俺たちと一緒につるんでるんだ?」
これに関しては前々から聞こうと思っていたんだよね。
「え、えぇと……それは……」
と、桐生はどもる。
「なあ、まさかとは思うが桐生も? (ボソッ)」
「はい、おそらくはその通りです (ボソッ)」
「イッセーってなんでこんなにもフラグを立てるんだろうね… (ボソッ)」
「「「はぁ…」」」
おい、そこの三人。なんでため息をついている。
「あ、あはは!ま、まあいいじゃん!私の事なんて!」
そう言って桐生は明らさまに話を逸らす。
何か後ろめたい事でもあんのかね?
「天使を探すぞ」
「「「「は?」」」」
いきなりオカルト研究部の部室に呼び出されてアザゼルさんから発された言葉に俺たち四人は揃って同じ声をあげる。
「アザゼルさん、頭おかしくなったか?」
「そんな人を可愛そうな目で見るのは止めろ。これは結構重要な事なんだ」
重要な事って……
「何が重要なんだよ?」
「禍の団…あいつらと戦うために必要な物だ」
禍の団…あのテロリスト共か。
「それよりもその天使って一体何なの?天界に住んでいる天使たちの事?」
と、リアス先輩は聞く。
「いや、そんな生易しい物じゃない。それを使えば……多分だが戦力の大幅アップは間違いない。ただ、隠し場所を知らんがな」
「隠し場所?それって元々誰かが持ってたって事か?」
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