暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0589話
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てくる。無視をしても良かったんだが、どのみちギルフォードが来るまでは暇なんだし、相手をしてやってもいいか。

「何だ?」
「その、貴方はコーネリア殿下の下でどんな仕事をしていたんでしょうか? 直属ともなれば、余程の事だと思うのですが……あっ、もちろん機密になるような事でしたら教えて貰わなくても結構です」
「別にそんなに機密にするような事は無い。純粋に戦力として扱われていただけだよ。……誤解を承知で言えば、外様の騎士とでも表現すればいいか?」
「……外様の、騎士? ……っ!? もしかして、KMFとは全く違う設計思想で開発されたという巨大兵器を使っていたというのは!?」

 驚愕の瞳を俺へと向ける警備兵。
 巨大、か。まぁ、確かにKMFに比べると俺が当初使っていたランドリオン、あるいはガーリオンは20m程もあって巨大だが。それにしても……

「良く知ってるな。それ程頻繁に戦場に出ていた訳でもないのに」
「それは当然だろう。アクセル、君は自分自身の影響力を軽視しすぎているからな」

 俺の言葉に返ってきたのは目の前にいる警備兵ではなく、政庁の中から出て来た2人の人物のうちの1人だった。
 1人は髪をオールバックにして、眼鏡を掛けた怜悧そうな男。
 そしてもう1人、俺に声を掛けて来た男の後に付き従っていたのは茶髪でどこか人の良さそうな表情をしている男だった。
 そしてそんな人物2人の名前を俺は知っていた。

「ギルフォード、久しぶりだな。それとそっちは確かグラストンナイツの……」

 ギルフォードが口元に笑みを浮かべ、その後に茶髪の男の方が1歩前へと進み出る。

「ブラックリベリオンの時は少し会話をしただけでしたね。グラストンナイツのクラウディオ・S・ダールトンです」

 ペコリと頭を下げる茶髪の男……否、クラウディオ。そうそう、確かそんな名前だった。グラストンナイツのリーダーというのは大袈裟か。とにかく纏め役みたいな感じだったな。

「さて、お互いに挨拶も終わったところで……アクセル、久しぶりの再会なんだ。どこかでゆっくりと話でもどうかな?」

 一瞬、視線が鋭くなったギルフォードの問いかけに小さく頷く。
 コーネリアは表向き行方不明となっている。そのコーネリアを引き取っていた俺達シャドウミラーの話をこんな場所で出来る筈も無い。ただでさえ俺の近くで話を聞き逃すまいとしている警備員のような奴もいるしな。

「そうだな、なら昼食でもどうだ? 久しぶりにエリア11に来たからな。出来ればお薦めの店を教えてくれ。もちろん奢りで頼む」
「ふっ、そうだな。まぁいいだろう。クラウディオ、君も来るといい」
「はい、お供します」

 そう言い、政庁の前から街中へと向かっていくギルフォード。俺とクラウディオもその後を
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